2012年7月25日水曜日

立秋までの養生法 気血水の毒とは?


気の毒、血の毒、水の毒を解毒しましょう♪

東洋医学では、気の流れ、血の流れ、水の流れをとても大切にしています。

気は全身を巡るモーターの働きで、気がうまく巡ることにより血液も循環し、代謝も正常に働きます。
体を動かすすべての原動力は気の働きです。

血は文字通り、血液の流れと考えてよいと思います。
血液は、酸素と栄養を全身の細胞に届け、そこで生じた代謝産物(老廃物)を解毒器官に運びます

水は、体を巡る体液(リンパ液、消化液、涙液、鼻水など)をさします。
ホルモン、免疫、自律神経の働きにより、水の流れはコントロールされており、細胞で生じた燃えかす物質(老廃物)を解毒代謝して、体を浄化してゆくのも水の働きです。

私達が元気で体調よく過ごすためには、毎日体内で生じる、気の毒、血の毒、水の毒を解毒してゆかねばなりません。

1,気の毒とは、主にストレスにより生じた不快な感情です。
プレッシャーや、我慢しなくてはならないこと、不愉快なことがあると、そのような気持ちを引き起こす神経伝達物質が放出されます。
この神経伝達物質は猛毒で、沢山生じると肝を傷めます。
気の毒を早く解消するためには、喜び、楽しみ、感謝の気持ちを引き出せばよいので、起きた事象に対して、発想を転換すれば解決できます。

2,血の毒とは、食毒(食べ過ぎ、飲み過ぎ)です。
血糖値を一気に上げる食事、脂質の多い食事、粗悪なタンパク(加工食品)は、血液を汚しますので、少食を心がけるとともに、タンポポ茶で毎日の毒を解毒することをお勧めいたします。

3,水の毒は、運動不足や寝不足により生じます。
寝不足をすると、目に隈ができたり、体がむくみ疲れがとれません。
人の体は、熟睡している時間に解毒され生まれかわってゆきますので、寝不足をすれば、いくら良い栄養をとっても、体は楽にならないようにできています。
また、適度に体を動かすことにより、リンパ管が刺激され、体液循環が正常化し、解毒代謝れてゆきますので、座りっぱなし、立ちっぱなしの姿勢の方は、こまめにからだの一部を動かす工夫をしてゆきましょう。

2012年7月18日水曜日

大暑からの養生法 真夏の熱中症対策


真夏の熱中症対策

梅雨が明けて、本格的な夏の到来です。
熱帯夜が続き、寝苦しい毎日ですね。
早朝でも気温が高く、午前7時にすでに入道雲の子供を見て驚きました。

夏バテしないためには、適度に汗がかけることが重要なポイントになります。
汗は五臓のうちの心の液に属します。
したがって、汗がうまくかけないと心に熱が籠もり、体が熱っぽい、頭がクラクラする、胸が息苦しい、煩燥などの症状が現れやすくなります。
あなたの舌先が他の部分よりかなり赤ければ、心に熱が籠もっている可能性があります。

心の熱を冷ます特効薬は牛黄ですので、夏場は熱中症対策として常備しておかれるとよいでしょう。
熱中症は、”おかしい、気分が悪いな・・・”と感じたら、すぐに手当てをしないと、あっという間に足が前に出なくなり、炎天下で倒れかねませんので、いつも水分補給ドリンクと牛黄製剤、そして日傘や扇子、冷却剤などを持ち歩かれるとよいですね。

汗は逆にかきすぎても心が消耗して疲れます。
汗をかきすぎると、動悸、息切れ、煩燥、不眠、じっとしていられない、起き上がれないほど体がしんどい・・・等の症状が出てきます。
これは汗とともに、気も出て行ってしまい、やる気や元気を消耗するためです。
特に、寝汗をかいたり、暑くて熟睡できない夜が続くとこの傾向が激しくなります。
こういった方は、肺と心の気と液を補う生脈紅景天や、生脈宝を夏の間補ってください。

これでバッチリと夏バテを防ぐことができます。

また夏場の水分補給ドリンクとしては、適度な甘味、酸味、塩味を併せ持つものが速やかに疲れをとってくれます。
汗をかくと、大切なミネラルが流出して電解質のバランスが崩れますので、水だけ摂るのではなく、塩分を同時に摂ることが大切です。
また、甘味と酸味が合わさると、津液(体液)が生まれますし、酸味はクエン酸回路に入り、エネルギーを産生し、老廃物を速やかに取り去る働きがあるので、体力を素早く回復させることができます。

例えば、梅ジュース、紫蘇ジュース、蜂蜜レモン水、梅醤番茶、蜂蜜ゆず酢などどれもお勧めです。
沸騰したお湯に、天然塩少々と、蜂蜜を溶かし、冷めたらレモンを浮かべて冷やしておくと、冷蔵庫で3日ほどは持ちますので、是非作ってみてくださいね♪

ーーーーーーーーーーーー保健室のお勧めーーーーーーーーーーー

★牛黄カプセル 1箱2カプセル入り 1575円、1ケース24カプセル入り 18900円
★生脈紅景天 180錠 8610円
★生脈宝 60包 6300円

2012年7月11日水曜日

大暑までの養生法 高血圧にお勧めの万能玉ネギ漬け


高血圧の方にお勧め 万能玉ネギ漬け

玉ネギは活血作用(血液サラサラ効果)をもつ数少ない食材の一つです。
血圧が高い方や、交感神経緊張タイプの方、首や肩が凝る方などにお勧めの玉ネギマリネをご紹介いたします。
玉ネギ同様、酢にも優れた活血作用があり、マリネを作っておくと、毎日手軽に活血食材を取り入れることができますヨ♪

万能玉ネギ漬け

材料
玉ネギ(活血)・・・大2個くらい
パセリ又はバジル(芳香化湿)・・・お好みで少々
プルーン(養血)・・・10個程度
漬け汁・・・醤油+黒酢+黒砂糖+オリーブオイル+塩胡椒 (量はお好み)

作り方
1,玉ネギは薄くスライスして水にさらします
2,パセリ、バジル、プルーンなどは細かく刻んでおきます
3,水をきった玉ネギに、2をあわせて、瓶などに詰めます
4,瓶に漬け汁を注ぎ、密封
5,冷蔵庫で半月ほど寝かせると出来上がり

★順番に作って保存しておけば、メイン料理の付け合わせとして、いつでも楽しむことができますよ。
プルーンを入れることで、自然の甘味が増し、養血効果も高まりますので、貧血で血の流れが悪い方にもピッタリの薬膳です。
バジルやパセリなどを入れると、重たい湿を飛ばすこともでき、ぐっとイタリアンなテイストに!

2012年7月4日水曜日

老化予防の補腎ペースト


老化予防の補腎ペースト

蒸し暑くなり、食欲が低下する時期です。
あまり食べたくないから・・・といって、毎日冷や麦、素麺などばかり食べていると、夏バテの前に梅雨バテしてしまいます。
特に生理がある女性は、肝血と腎精を常に補わないと、疲れやすくなりますので、今日ご紹介する補腎ペーストをうまくご利用くださいね。

補腎ペーストの材料と作り方

材料
きなこ・・・脾胃と大腸に入り、胃腸機能を助ける
黒ごま・・・肝腎を補い養血する
落花生・・・肺と脾の気を補いながら養血する
クルミ・・・肺、腎、大腸に入り生命力と脳髄を養う
黒蜜・・・お腹を温め中気を補う、生理痛等の痛みにも有効
各々の分量についてはお好みでOKです

作り方
1,落花生の赤い薄皮に養血作用があるので、捨てずに使用します
2,落花生とクルミは細かく刻んで、黒ごまと合わせ、フライパンでから煎りする
3,から煎りすると、余分な脂質が飛び、消化も良くなる上に、香りが出ます
4,から煎りしたものと、きなこを合わせ、黒蜜を垂らして練ってゆく
5,ジャムの瓶などに保存します

♪ぴょんのお勧めは、ムソーの玄米切り餅を焼いて、補腎ペーストを絡めて食べるもの

これは、一気に元気が出ますよっ!
特に月経後の消耗や、目が疲れたとき、胃腸が弱って体がフラフラするときには、速攻力あります。
脾虚で太れない方、逆に代謝が悪く水を飲んでも太る方
お昼をこのお餅1個と、切り干し大根の味噌汁にしてみてください。
3日で体調が整ってきますよ♪

★ムソーの玄米切り餅、玄米よもぎ切り餅・・・8個入り各630円
とても美味しいですヨ♪・・・・薬局にて販売中