2014年2月28日金曜日

お腹のハリに柑橘類の勧め

お腹の張りに柑橘類の勧め

お腹が張って重く、苦しい、圧迫感や痛みがある、おならが出やすくて困る・・・など、大腸の気滞(ガス溜まり)に悩んでおられる方の養生法をご紹介します。

お腹の張りのトラブルは、
1,長時間座っていることによる圧迫や、締め付ける下着の着用・・・生活習慣
2,ガスを発生させる悪玉菌を増やす食事のとりすぎ(肉、乳製品、クリームたっぷりのケーキ、甘いお菓子、過剰な繊維質)・・・食習慣
3,ストレスやホルモン変化、運動不足による、腸の蠕動低下・・・心と行動の習慣
等により、腸が圧迫され、ガスが生じると、腸が風船のように膨れあがり、ますます蠕動を低下させ、悪循環を作り出します。

お腹が張っていると、気分まで憂鬱になり、体の活力が失われますので、早めに対処してください。
1,座り仕事の方は、1時間に一度は立ち上がって、軽い足の曲げ伸ばしや、体幹をねじる運動をしましょう。
2,食事は和食のメニューがお勧め・・・ヨーグルトよりも、大豆食品(味噌や、高野豆腐、納豆など)からの方が、日本人の体に合う乳酸菌を摂ることができます。
3,食後に、柑橘類を召し上がってください・・・その際、なるべく筋(みかんの内側のモゾモゾ)も一緒にたべてくださいね。

漢方薬でも唐橘といって、枸橘が主成分のお薬を使い、お腹のトラブルを改善することができますよ♪
頑固なお腹のハリで悩んでおられる方は是非お試しくださいね!

2014年2月18日火曜日

肝は疏泄を司る

肝は疏泄を司る

肝の重要な働きの一つが疏泄です。
疏泄とは、のびやかに、気を動かすと考えてよいと思います。

春になると、気持ちが上向きになり、ウキウキと心がときめいてきますね?
冬の寒さで、閉じこもりがちだった心が、陽気とともに解放され、あれこれと活動したくなる時期です。
春は、体を締め付けないようにリラックスさせて、気持ちの思うままに、やりたいことを手がけてゆくことが大切です。

肝の疏泄は次の4つを担っています。
1,精神、情緒を安定させる
精神安定、明るい性格、リラックス、安眠

2,気血、臓腑の働きを正常に保つ
血液循環が正常に保たれ、痛みや、コリがない
水分代謝が順調で、むくみや、痰がない、めまいがしない

3,消化と吸収を促進
脾胃の働きを促進し、食欲があり、腹脹や、腹痛、吐き気等がない、大便順調

4,女性の月経、男性の精力を正常に保つ

春は肝気が盛んになるので、肝のための養生も大切です。
あれもこれもと、ストレスをため込まないように、過労と睡眠不足を避けましょう。
また、肝を栄養する、食べ物・・・しじみ、あさり、ほたて等の貝類、黒豆、小豆、大豆製品、色の濃い野菜、レバー、赤身のお肉などを取り入れれくださいね♪

2014年2月5日水曜日

ノロウイルスの消毒に関する注意点について

ノロウイルスの消毒に関する注意点について

インフルエンザ、ノロウイルス等が猛威をふるっています。
消毒法についてのお問い合わせがありましたので、回答させていただきますね♪

★ノロウイルスの消毒に関する注意

1,ノロウイルスは、アミノエチルグリシン系の界面活性消毒剤では、殺菌できませんので、ノロ発生時のトイレのドアノブ等には、次亜塩素酸製剤をご使用ください。

2,便や吐物で汚染された床を消毒するには、次亜塩素酸濃度0.1%(1000PPM)の消毒液が必要です。
ハイターなどの市販の次亜塩素酸で殺菌する場合の簡易的方法として、500ミリリットルのペットボトルに、キャップ2杯(5ミリX2)のハイター原液を入れ、500ミリの水で希釈したものを用います。

衣類や器具等のつけ置き、ドアノブの除菌等には、0.02%を用いますので、500ミリリットルのペットボトル水に対して、キャップ半分弱2ミリで作ります。
(日光や、高温の部屋で分解され、効き目がなくなりますので、作り置きはしないでください。)

3,消毒の際には、必ずビニール手袋、マスク、染みない衣服などを用意し、換気をよくします。

4,便、吐物は、ペーパータオルなどで、中心に向かって拭き取り、消毒薬を入れたビニール袋に捨てて、固く縛り廃棄します。

5,胃液の酸が拭き取られていないと、塩素が発生する可能性があるので、ペーパータオルで水拭きした後に、消毒します。

6,消毒後、10分ほど放置し、再度、水拭きします。(特に金属は、水拭きしておかないと、腐食します)
つけ置きしたものも、必ず水洗して、日光干ししてください。(高濃度の次亜塩素酸が衣類にしみこんだまま乾燥し、摩擦で発火した例があります)

7,消毒作業をした後は、必ず手洗い、うがいをし、すぐに調理作業をしないようお願いします。

★感染予防に対する、消毒以外の注意点

インフルエンザや、ノロウイルスに対して、消毒、マスク、手洗い、うがい等の外的注意ばかりが喚起されていますが、もっと大切なことは、個々の内部環境(免疫力)を浄化することです。
ウイルスに感染して、発病する人と、そうでない人がいるのは、免疫力の違いです。
免疫力をあげるために、以下の点に気をつけてください。

1,過労しないよう、十分な睡眠・・・午後10時の就寝が望ましい
2,暴飲暴食を避けて、腹七~八分・・・胃腸に負担がかかった後に、免疫力が低下し、感染します
3,甘い物、アブラ物の摂りすぎに注意・・・どちらもウイルスの分裂を促します
4,ウイルスの排毒には、タンポポ茶が有用 
5,持続的ストレスは免疫力を著しく低下させるので、発想の転換をして、いち早くストレスから脱却する