2014年3月26日水曜日

食事の調整法

食事の調整法

食事において、大切なポイントは、体の声を聴いて食事をすることです。
お腹が空いていないのに、時間がきたから無理矢理に食べる・・・というのはよくありません。
お腹が空いていない・・・ということは、まだ前に摂った食事など、体の中が解毒浄化されていませんよ!!!
ということです。
お腹がグゥ~と鳴って、”次の食事がきてもOKだよ!”というサインを聴いてからいただくと、体に負担をかけることがありません。

二つめは、食事の内容です。
例えば、貧血で、血を欲しているときは、動物性のタンパクが摂りたくなります。
このような場合は、頑なに玄米菜食に固執せず、血になる食材を摂ってもかまいません。

犬の散歩に行くと、よくわかりますが、その日の体調に応じて、草を食べ分けていますね。

三つ目は、よく噛んで食事しましょう。
よく噛むことの効用は、天然の抗ガン剤である、唾液がたくさん胃袋に入ること。
そして、少ない量で、お腹が満たされ、結果的に腹7分を実現でき、代謝に負担がかからないことです。

四つ目は食べる食材の割合です。
歯の構造に応じて、食事内容の半分を穀物、残り半分の内に3分の2を野菜、海草、豆、3分の1を動物性のタンパクや、嗜好品とお話しました。
毎食、これを実現するのが大変であれば、1日のトータルで考えていただいてもOKです。
その際に、主食となる穀物は昼間の活動時に多くし、副食となるものを、夕食にシフトしてもかまいません。
又、昼に食べ過ぎてしまったら、次の食事は少なめにする、解毒食にするなど、トータルで調整してみてください。

最後に、食は命です。
毎食の食べ物が、私たちの生命を支えていてくれます。
インスタントばかりを食している方は、当然インスタントな体になります。
ものの命をいただく食事に感謝して、有り難く楽しく、食事をいただいてくださいね♪

2014年3月18日火曜日

産後の養生と更年期

産後の養生と更年期

昔から、産後は十分に休養をとって、体を養い、無理は禁物・・・・産後の養生が悪いと、更年期にひどく辛い思いをする!という言い伝えがあります。
その理由のひとつに、骨盤の開閉があります。

産後は、妊娠状態で開いてしまった骨盤を締めてもとの位置にもどすために、骨盤体操や、産後ベルトを勧められた経験があると思います。
これは非常に大切なことで、産後は、無理や疲れにより、容易に骨盤が開いてしまいます。
骨盤が開くと、腰痛、内臓下垂等のトラブルが起こりやすいのですが、女性ホルモンが順調よく働いているうちは、このようなトラブルから体が守られています。

ところが、更年期になり、女性ホルモンのバランスが崩れてくると、一気に骨盤が開き始め、腰痛、ぎっくり腰、胃の不調、便秘、気力の低下、鬱などの症状が現れてきます。
何故、骨盤が開くことにより、精神状態にまで影響するかというと、骨盤まわりには、帯脈という腰ベルトのような靱帯、気の流れが存在するのですが、それが緩むことにより、気合いが抜けてしまうためです。

おすもうさんが、マワシをするのも、料理人が腰の位置で、エプロンを締めるのも、気を充実させ、内臓の下垂を防ぎ、体を疲れさせないためです。

更年期を境に、人格が変わってしまう、骨盤が横に突きだし、お尻が四角ばって、内臓が下垂(下腹が出る)し、そろばん玉のような老人体型になる、腰痛、ぎっくり腰、座ったり立ったり、歩き始めに足腰が痛む・・・・等のトラブルが生じている方は、絶対に過労は禁物です。
産後の養生の不足と疲れにより、骨盤が容易に開きやすい体質になっているからです。


このようなトラブルで悩んでいる方は、今からでも、遅くありませんので、Wリンクル(プラセンタ)で筋力を補い、養生体操を始めてください。
林薬局では、店頭にて、養生体操を実践しています。
皆さんも、5分でできる養生体操を体験しに、お越し下さいね♪

2014年3月14日金曜日

春に多いアレルギー

春に多いアレルギー

この季節は、花粉や黄砂等で、アレルギー症状を起こす方が増えますが、その原因は身体の内部にもあります。
春は冬眠から醒めて活動する季節であるように、冬場に溜めた食毒(余分な脂質や解毒途中の産物、添加物や薬品等)も、雪解け水のように溶け出してくる時期です。
身体は、日々の食毒や、溜まっている食毒、さらには花粉や黄砂、ダニなどの異物も解毒しようと必死になっています。

皆さんにわかりやすいように、人の身体をコップに例えますね。
ただし、底に穴のあいたコップです。
そのコップには、日々、食物、飲み物、添加物、農薬、薬品、花粉やダニなどの異種タンパクが入ってきますが、正常に解毒が働いていると、コップの底の穴から汚れは出て行きます。

ところが、ストレス、冷え(低体温)、睡眠不足、運動不足などで、解毒の穴が小さくなってしまうと、コップの水は、次第に溜まり、ある日突然、上から溢れ出します。
この溢れ出た水が、鼻水、涙目、皮膚の発疹等のアレルギー症状と考えると納得がゆくかもしれません。

アレルギー症状は、粘膜に炎症を起こしますので、私はアレルギー体質の方を粘膜病体質と呼んでいます。
粘膜病は、食生活、ストレス、ホルモンの変化等に密接に関係しています。
粘膜病体質にならないためには、以下のようなことに気をつけてくださいね♪

1,乳製品、卵、食肉加工食品等の動物性タンパクの摂りすぎと、油で揚げた食品、甘いお菓子やジュースの摂りすぎに注意
2,玄米や麦ご飯、豆ご飯、お味噌汁、お漬け物、などを中心にした和食に、蓮根、長芋、なめこ、わかめ、こんぶなどのネバネバ食品を取り入れる
3,食べ過ぎを避けて腹七分
4,頑張りすぎ、我慢のしすぎはやめて、上手に気分転換
5,午後10時~午前2時の間に熟睡していることが望ましい
6,お風呂にゆったりつかる、心地よい運動等で身体をよく温める
7,タンポポ茶、切り干し大根茶などで、解毒を促進

2014年3月4日火曜日

アレルギーは湿邪と関係

アレルギーは湿邪と関係

花粉のピークは3月上旬~5月下旬まで続きます。
日本人の6人に1人は花粉症と言われており、国民病とさえ言われる花粉症は、実は体内の湿邪(水毒、痰湿毒とも呼ばれる)に関係しています。

体内に、過剰の水分があり、なおかつ、白砂糖由来の糖分、分解仕切れない未消化のタンパク質、油脂などで、血液が汚れていると、肥満細胞からのヒスタミンの値が高くなり、免疫過剰体質が作られてゆきます。

冬場に蓄えられてしまった身体の汚れが、気温が上がることで、雪解け水のように溶け出してくるのが春で、この時期に花粉や空気の汚れと合わさり、アレルギー症状が現れます。
言い換えれば、花粉症は、花粉の力を借りて、体内の汚れを解毒排泄しようとする免疫反応と捉えることができます。

アレルギーを早く遠ざけるには、新たに毒となるものをなるべく入れずに、速やかに解毒を行うことです。
そういった意味で、プチ断食や、腹6分食、お粥などにより、胃腸を休めてあげることは一定の効果があります。

水のようなツルツルの鼻水や涙は、異物を洗い流す解毒反応なので、無理矢理止めるのではなく、身体を温めて、これを助けてあげるのがよいです。
特に、大椎、足首周りをよく温め、タンポポ茶や通竅で解毒を助ける養生をなさってください。

解毒反応がうまく進むと、来年はアレルギーが出ない!という可能性も十分にあります。

慢性病と諦めずに、今日から養生なさってくださいね♪