2015年11月18日水曜日

食欲がないときの玄米クリームドリア

食欲がないときの玄米クリームドリア

食欲がなくて、何を食べてよいかわからないときにお勧めなのが、玄米クリームドリアです。
お粥よりも栄養価が高く、玄米だけど消化もよいです。

作り方は、玄米を洗い、ミキサーに入れてミキサーが回る程度の水を入れてクリーム状にします。
これをお好みの柔らかさに水を足して、10分ほど煮詰めると玄米クリームが出来上がります。
このまま、漬け物やゆかりなどど合わせて召し上がっても勿論良いですが、これをでドリアを作るととても美味しいです。

材料はお好みでキノコ、玉葱、下ゆでしたブロッコリー、かぼちゃ、人参などを食べやすい大きさにして、無調整豆乳で煮込みます。
塩胡椒の他、コンソメ、カレー粉などを加えてもよいです。
これを、玄米クリームと合わせ、良い感じに煮立ったら、溶き卵をします。
このままでもおいしいですが、とろけるチーズをのせてトースターで焦げ目をつけると、さらに美味しく仕上がります。
食欲が無いときでも、消化もよく栄養価が高い養生食になります。

2015年11月5日木曜日

冬を元気に乗り切る補腎の養生

冬を元気に乗り切る補腎の養生

腎臓の機能が低下すると、老化抑制遺伝子(クロトー遺伝子)が不足するために、老化が早まることがわかっています。
中医学でも、腎機能の低下は”腎虚”といい、(夜間頻尿、残尿感、足腰の弱り、抜け毛、耳鳴り、目のかすみ、生殖能の衰え等)老化現象を現わします。
そして、腎虚は寒さが厳しい冬に最も進みやすいことから、冬を制する者は老化を制するとも言われ、冬の補腎養生が生命力を蓄えます。
冬に補腎養生をすると、春先に温病(インフルエンザ等の流行病)に罹る率がぐっと低下します。

1,まず、冬にやってはいけないこと
*日の出前や日の入り後に散歩したり出歩くこと
*夜更かしや早起き
*大汗をかくような激しい運動、サウナ、活動のしすぎ、過労
*ダイエット
*恐れや不安をもたらすような思案をしない、そのようなテレビや映画を見ない
*加工食品、インスタント食品の摂りすぎ
*こたつに入って、アイスクリームなどの甘いものを多食する

2,冬にお勧めの温裏助陽補腎の食材
*寒さにより、陽気が傷つきやすいので、体を温める食材をとる・・・栗、くるみ、生姜、ネギ、海老、鶏肉、羊肉
*冷えにより腰痛、関節痛、腹痛等を生じやすいので、深部を温める温裏の食材をとる・・・にら、鮭、鱒、乾物、カレー粉、スパイス
*冷えによる免疫力(リンパ球)の低下を補う・・・キノコ類、乾燥ワカメ、キャベツ、ブロッコリー、山芋、ニンニク、キウイフルーツ
*補腎力を高める黒い食べ物・・・黒豆、山芋、黒胡麻、小豆、黒米、玄米、なまこ

3,お勧めの簡単補腎レシピ
*玄米に、黒豆、栗、から煎りした胡桃、黒胡麻を入れて、軽く塩、お酒を加えて味ご飯を炊く
*キャベツ、タマネギ、人参、かぼちゃ、長芋、ブナシメジ、干しエビを鍋で煮込み、カレー粉のみで調味したスープ
*納豆、長芋のネバネバコンビに、黒胡麻をたっぷり加える

4,お勧め補腎手当て
*起床時に手足の指、両耳を刺激しながらゆっくり起きる
*八の字体操で筋肉をほぐす
*温めると良い場所・・・大椎、督脈、首、手首、足首、内股、手足の付け根、両耳
*腹巻きと耳当てで眠る
*家族で背中のさすりあい

5,お勧め補腎漢方
*疲れやすい、尿の出が悪い等の解毒力の低下に・・・タンポポ茶(ショーキT1)
*体力低下、すぐに風邪をひく、アレルギーで悩む等の虚弱な方に・・・通竅
*精神不安、気力が充実しない、物忘れ等頭と心が充実しない方に・・・新ノーゲン
*足腰の痛み、骨関節の痛みに・・・骨砕補
*耳鳴り、難聴・・・耳響草
*目の疲れ、めまい、まぶしさ・・・シャエンシ
*冷え性、月経不順・・・子羊袋