2011年2月25日金曜日

啓蟄までの養生法

朝、散歩をしていると東から穏やかな風が吹いています。
春ですね・・・・春の風向きは東です。
縮こまっていた体も緩み、気持ちも外へ向くようになりました。
皆さんは何色のお洋服を着ていらっしゃいますか?

先日、私は重症の患者さんの会に出向いていってお話させていただいたのですが、皆様のお洋服の色は、ほとんどが黒、グレー、薄紫、紺、茶色・・・とまだ冬の色でした。
自分一人が、サーモンピンクのコートを羽織り、中の洋服もカラフルなパステルカラーで、”先生はもう春の装いですね・・・”と言われ少し浮いた感じでした。(笑)

病気が深刻であったり、体調が優れないと当然気持ちも暗く、それは服装にも反映します。
病は気からですし、病気というものは、治ろうと思わなければ決してよくなりません。
ですので、”治りたい方は、明るく綺麗な色のお洋服を着てください!”と言います。
気持ちがたとえ暗くても、明るい洋服を着ると、何だか少し華やいだ気分になり、嬉しくなって病気を吹っ飛ばしてしまう足がかりにもなるのです。

特にこれからは春ですから、暖色系の淡いパステルカラーやビビッドなグリーンにオレンジや黄色のアクセントが気分を上昇させてくれますヨ♪

2011年2月14日月曜日

雨水からの養生法

立春の夜、踊りのメンバーと共に回転寿司に出掛けました。
前日が節分で丸かぶり寿司の日であったせいか、私達8人の他にお客さんがなく、回転寿司なのに、回転板が回っていませんでした。
メンバーが”注文したほうが、新鮮でいいじゃない!”と言うけれど、ぴょんはいろいろと回ってくるのが楽しいので、ちょっとしょんぼり・・・。

ぴょんのこの日の注文は
ほたてのガーリック炙り、サーモンのマリネ、エビの炙り、あなご、カキフライ、海鮮味噌汁、たっぷりのガリでした。
他のメンバーは、アンキモとかシラコなどけっこうマニアックな精力系(笑)を食べていました・・・。
まだ寒い時期なので、温性の魚や炙りなど火の通ったものにこだわりました。
春のお彼岸を過ぎるまでは、生もの、特に寒性のお魚は控えた方がよいですね。
勿論ビールを選ぶなら日本酒の熱燗、回転寿司のデザートもアイスクリームなどには手を出さないようにしましょう。
この時期に体を冷やすと、あとあと堪えます。
たっぷりのガリで体を温め、解毒を促しましょう。
生姜や紫蘇は魚介類の毒を中和しますヨ♪
ご参考までにお魚の種類と性質を少しあげておきます。
1,補気類(元気を作る)
ウナギ温、タチウオ温、スズキ温、イワシ温、サバ平、カツオ平

2,助陽類(体を温める)
エビ温、ナマコ温、イワナ温

3,養血類(血を作る)
アカガイ温、マナガツオ平、イカ平、タコ寒

4,滋陰類(体を潤す)
ムール貝温、ホタテ平、カキ平、アワビ平、マテ貝寒

5,清熱類(体を冷やす)
カニ寒

6,利水類(むくみをとる)
フグ温、コイ平、フナ平、シラウオ平、ハマグリ寒

7,温裏類(お腹を温める)
マス温、アジ温、サーモン温

2011年2月9日水曜日

雨水までの養生法

立春を過ぎて三寒四温、寒の戻りと気温の変化の激しい季節に入りました。
関東や東海地方の太平洋側に雪が降るのも、雨水の前後が一番多いと言われています。

私は月に2度ほど、仲良しの鍼灸の先生にお世話になり、五臓の気を整えてもらっています。
その先生に昨日、”りえ先生の脈はもうすでに春の脈になってますね・・・”
と言われました。
”そりゃあ、立春を過ぎたから、もう春ですよ・・・”
と答えたところ、”まだまだ冬の脈の方が殆どですよ、先生は元気がいいね!”
ということで、自分はどうも気が急いているようです。
実はこんなあわてん坊こそ、寒の戻りの影響を受けやすいので、用心しないといけません。(笑)

春の脈とは、冬の沈んだ脈から、体表面近くに浮いてくる脈で、毛穴が開きやすく汗をかきやすい状態です。
汗をかいたあとに、油断すると寒邪が侵入して体のあちこちが痛くなったり、風邪の症状がでますので、きちんと毛穴を締めておかねばなりません。
具体的には、お風呂から上がるときに冷たいシャワーをサッとかけたり、冷たいタオルで皮膚を締めておくことですね。

逆にまだまだ体の陽気が上がらない方・・・朝起きるのが寒くてツライ、体がだるい、元気がない、やる気が起こらない・・・等の症状でお悩みの方は、しほよもぎを飲まれるか、朝食前に梅醤番茶を召し上がってくださいね。
私も毎日飲んでいますよ。

梅醤番茶の作り方
1,梅干し1個の果肉をつぶし、小さじ1の醤油で練る
2,生姜を小さじ1すり下ろす
3,1と2をお湯のみに入れ、熱い番茶を注ぎ、熱々を楽しむ

♪胃腸が温まり、消化がよくなる
♪血液が浄化され、疲れ、凝り、痛みがとれる
♪免疫力アップ

面倒な方は”しほよもぎ(380粒 8190円)”を10粒服用してください。
天然のミネラル補給で、朝からがぜんやる気が出てきますよ!

2011年2月2日水曜日

立春からの養生法

立春とは名ばかり・・・まだまだ寒くてと思いがちですが、すでに大地から野草の小さな芽が吹き出しているのを発見しました。
すべての生き物が活動しはじめる季節に入ったのですね。

これからはダイエット解禁ですよ~~~。
冬至から一陽が生まれ、立春をきけばどんどんと陽気が昇ってまいります。
私達の体も新陳代謝が活発になり、冬の間に溜めた古い脂肪を解毒排泄し、滞った気血をスムーズに蘇らせる時期になりました。

冬場は2~3キロまでならむしろ太った方が体力が安定することをお話しましたが、これから立夏までの3ヶ月間には自然に体はスリムになろうとしますので、ダイエットには最適の季節です。
冬に太った方は元にもどす、太り気味の方は4~6キロ体重を無理なく落とすことができます。

アブラの代謝を高め、余分な中性脂肪、コレステロール、そして有害金属をも排泄する干し大根+干し椎茸のスープを入浴前にお召し上がりください。

作り方は簡単・・・干し大根3:干し椎茸1を鍋に入れ、水を4倍量入れて20分ほど煎じます。
そのままスープをいただきますが、残った具はごま油で炒めてきんぴら風にすると美味しく召し上がれますよ♪
このメニュー・・・驚くほどゴッソリと出ますよ~~~とてもお腹スッキリ気持ちよいです。

面倒でやれない方は勿論タンポポ茶でOK!!
入浴前に飲んで、20分ほど半身浴をしてください。
湯船の中に立って、腰マワシや半スクワットをするとダラダラ汗がでてきます。
まずは、余分なものを精算してから、新たなエネルギーを補給してゆきましょうね♪