2015年12月24日木曜日

50歳を過ぎたら微小梗塞に注意

50歳を過ぎたら微小梗塞に注意

50歳を超えると、多くの方に微小梗塞がいくつか見られるといいます。
更年期を境に、男女ともにホルモンのバランスも変化し、体の浄化システムにも衰えがきますので、気持ちは若くても、体をいたわることをおろそかにしないでくださいね。
特に過労や精神ストレス、睡眠不足は要注意!!!
起床時に洗面台で、ベロをベーと出して、舌がまっすぐ出るかどうか、左右どちらかにいがんだり、プルプル震えたりしていないか確かめてください。
また、口元や目元の高さが左右対称でないのもよくないです。
これらの兆候があれば、すぐに養生を始めてください。

50歳をすぎると、睡眠不足は本当にキツイです。
血中に余分な糖分、脂質、代謝の上で生じる乳酸をはじめとする代謝産物、化学物質などすべては、寝ている間に肝腎に血液が集まり解毒されてゆきますが、年齢とともにこれらを解毒してゆくための酵素や、酸化を防ぐ為の酵素が激減し、なおかつ多忙で睡眠不足となると、解毒がおっつかなくなり、血液が汚れて粘性を帯びてきます。

特に精神的なストレスや頑張りが持続するのは厄介です。
ストレスが続くと、食養生していても血中の糖濃度が高くなります。
通常、赤血球は丸くツルツルした形をしていますが、血糖が高くなると、表面に突起が出てきて、お互いがぶどうの房のようにくっつき、毛細血管の手前で目詰まりします。
実は、毛細血管の入り口よりも、赤血球の直径の方が大きいのですが、赤血球には変性能があり、円盤をくるりと丸めて筒のような形になって血管に入ってゆくことができます。
しかし、これも又、糖の濃度が高いと、赤血球は硬化して変性能を失い、毛細血管の手前で渋滞を起こしやすくなります。

ですので、まずは仕事等での過労を避けて、十分な睡眠を優先させてください。
また、食事では空腹時の甘いもの、食べ過ぎ、油脂(植物油も、動物性の油脂も)を控えてくださいね。
そして、お野菜やお魚の料理をなるべく取入れてください。
ウォーキングもよいです・・・筋肉を動かすことにより、糖が筋肉に消費され、肝臓の負担を減らします。

漢方では、解毒のタンポポ茶の他に、田七人参や地竜が入った製剤(循環元)がお勧めです。
これらの活血漢方は、赤血球の変性能を高め、お団子状にくっついた赤血球をパラパラに離してくれる働きがあり、その結果毛細血管の目詰まりをとって通してくれます。
さらに、ストレスが多い方であれば、新ノーゲンの併用もよいかと思います。
急場には、養生の上に3~6ヶ月は漢方を併用されることをお勧めいたします。

2015年12月15日火曜日

夏より危険!冬の脱水

夏より危険!冬の脱水

脱水症は夏に起きるイメージがありますが、空気が乾燥する冬場も要注意です。
冬場は湿度が低くなる上に、エアコンやファンヒーター等の暖房でも乾燥しやすく、皮膚や呼吸から知らないうちに水分が蒸発します。
その他にも冬場は
1,寒くてトイレに行く回数を減らしたいから水分をとらない
2,寒い外に出たくないので、運動の機会が減り、筋肉量が低下(水分は筋肉内に蓄えられる)
3,風邪等による発熱、下痢、嘔吐でも脱水しやすい
4,飲酒の機会が増えて、脱水しやすい
等の要因があります。

脱水の初期症状は以下のとおりです。
1,食欲がなくなり、空腹感がない
2,疲れやすく、体がとてもだるい
3,熟睡できず、昼間もトロトロ眠い
4,肌がカサカサ、髪がパサパサして、皮膚に弾力がない
5,排尿の回数と量が少なく、便も硬い
6,口がネバネバして、痰が絡む

このような症状があれば、要注意!
加湿器等でお部屋の乾燥を防ぐ工夫、番茶や野菜スープ、果物から水分補給、適度な運動で筋肉量を落とさない等を心がけてください。
また、寝不足や活動のしすぎにも気をつけて!
漢方では、タンポポ茶(ショーキT1)、生脈紅景天、しほよもぎ等が脱水を予防します。
元気に冬場を乗り切りましょう!!!

2015年12月2日水曜日

心の風邪も多い季節です

心の風邪も多い季節です!

ここのところ、心の悩みや考え方が原因で、喉の詰まり、食欲不振で劇やせ、緊張や頭痛、吐き気がとれない、息苦しくて死にそう、不安でいてもたってもいられない・・・などのご相談やメ~ルが毎日のように届きます。
気候の変化が激しいことも要因ですが、冬は陰に向かう季節で、心のベクトルも内向きになり、寒さにより交感神経が緊張したり、不安や恐れが高まりやすい時期になります。
このような状態を”心の風邪引きさん!”とよんでいます。

これらの症状は、交感神経の過緊張により起こるものですが、その交感神経の極度な緊張を作っているのは、ご自分の性格パターンや、ものの考え方のクセであることが多いです。
例えば、悪い結果が出たときにご自分を責めたり、あれもこれも、完璧にやらなくちゃ・・・~しなければ!、まだあれもこれもできていないのに、体がついてこずに焦るとか・・・生活の中で~せねばならない、という感情や、辛抱せねばならないという感情が多いのではありませんか?

これらの考え方は、常に”もっと頑張らなくちゃ!”と体に指令を送り、交感神経をとめどなく刺激してゆきます。
体は、ご主人様の指令どおりに動こうとしますので、”イヤだな、もう休みたいし、ぐうたらしたいし、疲れた!”と体が悲鳴をあげていても、ご主人様が”頑張らねば!”と言えば、イヤイヤでも頑張らざるを得ないのです。

そして交感神経がいつも刺激される結果、血流が細くなり、筋肉が冷えて硬くなり、各臓器の柔軟性を失って、
”首が回らない、喉が詰まる、背中が痛む、息苦しい”などの症状が現れます。
体が”辛いよ~もうこれ以上頑張れない、ご主人様助けて~!”と症状になって悲鳴をあげているのですね。

これを解決するためには、~せねば!という考え方を、~やりたい!という脳が楽しみワクワクするような考え方に置き換えてゆく必要があります。
はじめは難しくても、無理矢理にでも”楽しいな、有り難いな!”と思って行動を起こしてみるとよいですね。
そうすれば、体はその感情に反応し、気の巡りがよくなり、血流が良くなり、体も柔らかくなってきます。
これさえできれば、8割完治です。

残り2割は、副交感神経を刺激し、リラックスする養生をします。
1,精製白糖(甘いモノ)を止めて、玄米を中心にした和食を取入れ、腸管を刺激する

2,不安に襲われたら、お腹まで深く息を入れ、細くて長い息を吐く、深呼吸を行い、大丈夫!と瞑想する
3,督脈沿い、特に大椎付近と仙骨付近(副交感神経に通じている部分)を、ビワ温灸やコンニャク湿布などを取入れてお手当てする
4,夜はものを考えず、寝る時間!頭で堂々巡りすると、極度に消耗してしまいます。

5,最後にこれらを後押しする、脳を養う漢方・・・新ノーゲン等を補うこともよい・・・・等ご参考くださいね。