2015年1月28日水曜日

人は足から老いる

人は足から老いる

日本人の平均寿命はとても高齢ですが、1人で身の回りのことができる自立寿命は意外に短いことに驚かされます。
高齢化が進み、要介護生活が男女ともに10年を超える時代にきており、何とかこれをくい止め、お年寄りが元気で自立できる社会環境を整えて行かねば・・・と思います。

老化は足腰からはじまり、目や耳などの感覚器官、そして脳の老化へと進んでゆきます。

人の70%の筋肉は、腰から下・・・特に足の太ももやふくらはぎに集中しており、足は第2の心臓と言われるように、足の筋肉の運動は、
1,血液を心臓へ戻し、全身の血行動態を改善させる
2,成長ホルモンを促し、体の作り替えを行う
3,大脳の網様体賦活系を刺激し、脳の活動を覚醒と睡眠の調整を行う
などを司っています。

従って、ウォーキングなどの他に、足首の上げ下ろし運動、大地を踏みしめ、体を上下させながら、大きく横に八の字をかいてゆく運動や、片足立ち、足のスローストレッチなどの運動をコマメに行い、筋肉を維持させてゆくことが、老化防止~ボケ防止につながります。

2015年1月13日火曜日

温腎去湿止痛の薬膳スープ(足腰骨関節が痛む方のレシピ)

温腎去湿止痛の薬膳スープ (足腰骨関節が痛む方のレシピ)

♪基本の解毒スープ
トマト、セロリ、玉葱、キャベツ、パプリカをざっくりと食べやすい大きさに切って煮込んだもの・・・湿を飛ばし、痛みやむくみを解毒する働きがあります。

♪この基本の解毒スープに、エビ、長芋を加えて煮込みます。・・・腎を補い、骨や関節を温めます。
味付けは、塩胡椒と、カレーパウダーを用います。・・・カレー粉には止痛作用があります。

♪最後に、器に盛る段階で、生姜のすりおろし、パセリ又は大葉、そしてお好みでココナッツオイルをトッピングして熱々をどうぞ。・・・生姜で止痛効果を高め、パセリや大葉は去湿して重痛を取り去ります。
ココナッツオイルは太りにくく香りも良いオイル・・・グッとエスニックなお味に!
エビは、小さな干しエビでもよいですよ。生のエビよりも補陽効果が強いです。

2015年1月6日火曜日

生き方のうと(1)・・・フレキシブルに生きる

生き方のうと(1)・・・フレキシブルに生きる

今年から、新たに四季折々に感じること、日々の生活から感じること、そしてストレスを良い方向へ転換するための方法など、”生き方のうと”を連載することになりました。

その第一回目は、今年の私の目標でもある”フレキシブルに生きる”です。
フレキシブルとは、辞書をひいてみますと
1,物がしなやかであるさま、柔軟性があること
2,精神や性格が柔軟なさま
3,制度や組織が融通が利くさま
とあります。
最近つくづく思うのですが、歳とともに人は頑固さを捨てて、環境に適応してゆかないと、次第に疲弊し最終的には淘汰されてしまうように思います。

例えば、1日の日課を決めて、確実にそれをこなしてゆくこと・・・それができれば最高ですが、体調が悪く予定していた時間に起きられなかったり、急な雑用が入り、予定の日課が消化できないと、”ああ~あれができていない!どこかでとりかえさなくちゃ・・・”などと考え、これがストレスになってしまうんですよね。
こんなことが何度も続くと、イヤになってしまったり、自分に自信を無くしてしまうこともあります。
これは、”きちんとやらなくちゃ!”と完璧症癖が頭をもたげてくるからだと思います。


完璧症の人は、それがうまくこなせているうちは、非常に機嫌が良く優秀ですが、何かのトラブルがあると非常に脆いという欠点があります。
例えばフィギアスケートなどを見ていても、最初のジャンプで失敗してしまうと、残りの演技が台無しになってしまう人と、失敗を重ねても、最後まで素晴らしい演技をできる人との差は何でしょうか?
それは、完璧にやらなきゃ!とプレッシャーで演技しているか、その場の一瞬一瞬を楽しんでいるかの違いではないか?
と私は思います。

実は、ガンや血管病、免疫病などは、完璧症の方にとても多いです。
歳をとればとるほど、若い頃のように体も思考も動かなくなります。
すると常にイライラや不満が募り、交感神経の緊張が強いられます。
今の自分の状況や器をよく見つめて、それを受け入れ、出来ることだけ出来たらそれでよし!
という気持ちを大切にしてゆきたいですね。
根無し草のように、全て流されてゆくのではなく、根っこはついているけれど、川の流れにもまれてもしなやかに身をくねらせながら、元気に生きている水草のようなイメージを思い描いています。