2013年7月31日水曜日

肺脾を補う山薬蓮根粥

肺脾を補う山薬蓮根粥
 
材料
米30グラム、山芋と蓮根の薄切り各10グラム、塩1グラム、水250CC
1,米をといで、30分ほど水につけておく
2,蓮根を加え、鍋に入れ、強火にかけて、炊きあがったら弱火で30分ほど煮る
3,山芋を加え、さらに10分ほど弱火でコトコト
4,塩を加えてさらに10分ほど煮て出来上がり

分量と煮方は、体調とお好みに応じて加減してみてください。

このレシピは、胃腸を丈夫にする働きと、呼吸器を丈夫にして、気の力を回復させる働きがあります。
食の巡り、気血津液の巡りを整えるもので、胃腸が弱り、体力が低下している方にお勧めです。
夏バテや夏の胃腸の疲れ、食べ過ぎて胃腸を壊している方にもお勧めしています。

2013年7月24日水曜日

自律神経を鍛える養生

自律神経を鍛える養生

最近では、省エネで冷房も28度設定のところが多くなっていますが、まだまだ冷えすぎている職場もありますね!
外気温との差が10度を超えると、自律神経はその調整に大忙しです。
寝不足や過労、貧血、更年期のホルモン変化などで、体に余力がないときは、自律神経の反応がうまく働かず、めまい、動悸、息切れ、ふらつきなどの不快な症状を起こしやすく、不安な気持ちを惹起します。

自律神経をきたえるには、温冷浴がお勧めです。
今の季節から慣らせば、冬場にも続けることができますよ。
温冷浴は、温かい湯船につかり、じわっと汗をかいたら、冷たいシャワーをかける・・・を3回繰り返すものです。
体が慣れないうちは、ぬるめのシャワーでもかまいません。
慣れたら、少しずつ冷たくしていけばOKです。
この方法は、自律神経の反射を素早くするほか、皮膚を刺激し、免疫力を高めます。
今から行うと、冬場に風邪をひかなくなりますよ♪

同様に、乾布摩擦もよいですね。
手足、体幹を乾いたタオルで摩擦したり、掌で叩いたりします。
アトピー等で皮膚の弱い方は、シャツの上から行ってくださいね。

2013年7月17日水曜日

熱中症要因

熱中症要因

熱中症は、日射病や熱射病などの総称で、 「高温下での運動や労働のため、発汗機構や循環系に異常をきたして起こる病気。体温上昇、発汗停止とともに虚脱・けいれん・精神錯乱・昏睡などを起こし、生命の危険を伴うこともある」とされています。
今年も、梅雨明けから熱中症で搬送される方が急増しており、注意が必要です。

人が体温を下げるメカニズムは
1,皮膚表面から空気中へ熱を放出
2,発汗による気化熱を利用
の二つがありますが、体温よりも気温が高くなることで、放熱できなくなり、また、湿度が75パーセント以上になると、汗が気化できなくなり、体の熱を冷ますことができなくなります。

熱中症の初期には、眩暈やふらつきがしたり、のぼせて気分が悪くなったりしますが、この段階で対処しないと、思ったよりも早く症状が進み、痙攣、脱水、錯乱に陥り、取り返しがつかなくなる恐れがあります。

熱中症は、5歳未満の幼児や、65歳以上の高齢者では特に注意が必要ですが、以下の方も熱中症を起こしやすいので、しっかりと養生なさってください。

1,疲労、寝不足が続いている人
2,朝食抜き等、空腹時に散歩や外出
3,肥満傾向の方
4,アトピー等で、皮膚が乾燥しがちで、汗をかきにくい方
5,貧血がある方(血虚傾向)
6,空咳、便秘、皮膚乾燥等、陰虚傾向の方
7,更年期でのぼせ、火照りがある方
8,飲酒時や、濃いコーヒー等のカフェインの摂りすぎ時
9,水分の摂りすぎで、塩分が不足しているとき

熱中症の予防には、気陰を補う生脈宝を用います。
すでに症状があるときは、牛黄製剤や、五苓黄解で対処します。
カバンの中に1セット持っていると、安心ですね!

2013年7月10日水曜日

マラセチア毛包炎

マラセチア毛包炎

高温多湿の梅雨~夏にかけて、皮膚病で悩む方が増えています。
この時期、日光皮膚炎、かぶれ、水虫、あせも、汗によるアトピーの悪化などが見られますが、マラセチアと呼ばれるカビが皮膚に繁殖することで、皮膚病が現れることがあります。

皮膚に棲み着いている常在菌のマラセチアが、汗に含まれている皮脂をエサとして毛穴で繁殖し、胸、背中、肩、上腕にニキビのような紅色丘疹や、膿胞を作り、痒みを伴う炎症を起こします。
これは、マラセチア毛包炎というもので、ニキビとは似て非なるもので、癜風や脂漏性皮膚炎の原因にもなり、長期化する恐れもあります。

ジトジトした汗をかいた後は、長時間放置せずに、シャワーにかかるのが予防策です。

また、抗真菌作用のある、ラベンダーやティートリーのアロマオイルを洗面器に水をはって1~2滴落とし、タオルを絞って体を拭くのも効果的です。
マラセチアは皮脂を好みますので、アブラっぽい料理やスナック菓子、揚げ物、甘い物を控えるとともに、皮膚病解毒の定番・・・タンポポ茶の服用をお勧めします。

ステロイドやニキビの薬を塗布すると、確実に悪化します。
マラセチアには、マスマリンローションがお勧めですが、きちんとした診断を受けられることをお勧めいたします。

2013年7月3日水曜日

夏バテ防止レシピ 夏野菜の炒め煮

夏バテ防止レシピ  夏野菜の炒め煮

お中元の季節になり、ある取引先の方から、上等なハムの詰め合わせをいただきました。

普段は殆ど食べることがない食品ですが、上等のハムをたまにこうしていただくと、やはり美味しいものですね。
ハムは、中医学では補益類に入り、燻製で熱が入っているために、温性です。
特に、胃腸を温め、健脾開胃作用(消化力を増し、食欲を増進させること)、生津補血作用(汗で消耗した体液、血液を補う)があるので、夏バテ防止のレシピに応用が利く食材です。
夏場は汗をかきすぎたり、生野菜やフルーツでカリウムをたくさん摂っているので、適度な鹹味を補給していくことは夏バテ防止になります。

今日は、夏野菜とハムの炒め煮をこしらえてみました。
ぴょんがご紹介するレシピは、すべて調理から口に運ぶまで15分かからないレシピばかりをモットーにしています。
面倒なものは作らない、続かないし、お腹が減りすぎると、出来上がるまでに、体に良くないものをつまみ食いしてしまいますモン(笑)

材料
上等なハム、ピーマン、トマト、ナス、きゅうり、ごま油、ゆずぽん

作り方
1,それぞれを、食べやすい大きさにざっくりと切ります
2,フライパンに少量のごま油を敷いて、ハムを炒め、他の野菜を入れて軽く炒めます

3,ゆずぽんをフライパンでジューと焼いて、具にからめ、しばらく蒸します
♪おさらに盛って出来上がり・・・他にいろいろな夏野菜(利水解毒)を入れてOK
酢の酸味で、疲れがとれますよ♪
夏バテ防止レシピ  夏野菜の炒め煮

お中元の季節になり、ある取引先の方から、上等なハムの詰め合わせをいただきました。 

普段は殆ど食べることがない食品ですが、上等のハムをたまにこうしていただくと、やはり美味しいものですね。
ハムは、中医学では補益類に入り、燻製で熱が入っているために、温性です。
特に、胃腸を温め、健脾開胃作用(消化力を増し、食欲を増進させること)、生津補血作用(汗で消耗した体液、血液を補う)があるので、夏バテ防止のレシピに応用が利く食材です。
夏場は汗をかきすぎたり、生野菜やフルーツでカリウムをたくさん摂っているので、適度な鹹味を補給していくことは夏バテ防止になります。

今日は、夏野菜とハムの炒め煮をこしらえてみました。
ぴょんがご紹介するレシピは、すべて調理から口に運ぶまで15分かからないレシピばかりをモットーにしています。
面倒なものは作らない、続かないし、お腹が減りすぎると、出来上がるまでに、体に良くないものをつまみ食いしてしまいますモン(笑)

材料
上等なハム、ピーマン、トマト、ナス、きゅうり、ごま油、ゆずぽん

作り方
1,それぞれを、食べやすい大きさにざっくりと切ります
2,フライパンに少量のごま油を敷いて、ハムを炒め、他の野菜を入れて軽く炒めます 

3,ゆずぽんをフライパンでジューと焼いて、具にからめ、しばらく蒸します
♪おさらに盛って出来上がり・・・他にいろいろな夏野菜(利水解毒)を入れてOK
酢の酸味で、疲れがとれますよ♪