2013年7月10日水曜日

マラセチア毛包炎

マラセチア毛包炎

高温多湿の梅雨~夏にかけて、皮膚病で悩む方が増えています。
この時期、日光皮膚炎、かぶれ、水虫、あせも、汗によるアトピーの悪化などが見られますが、マラセチアと呼ばれるカビが皮膚に繁殖することで、皮膚病が現れることがあります。

皮膚に棲み着いている常在菌のマラセチアが、汗に含まれている皮脂をエサとして毛穴で繁殖し、胸、背中、肩、上腕にニキビのような紅色丘疹や、膿胞を作り、痒みを伴う炎症を起こします。
これは、マラセチア毛包炎というもので、ニキビとは似て非なるもので、癜風や脂漏性皮膚炎の原因にもなり、長期化する恐れもあります。

ジトジトした汗をかいた後は、長時間放置せずに、シャワーにかかるのが予防策です。

また、抗真菌作用のある、ラベンダーやティートリーのアロマオイルを洗面器に水をはって1~2滴落とし、タオルを絞って体を拭くのも効果的です。
マラセチアは皮脂を好みますので、アブラっぽい料理やスナック菓子、揚げ物、甘い物を控えるとともに、皮膚病解毒の定番・・・タンポポ茶の服用をお勧めします。

ステロイドやニキビの薬を塗布すると、確実に悪化します。
マラセチアには、マスマリンローションがお勧めですが、きちんとした診断を受けられることをお勧めいたします。

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