2015年10月28日水曜日

きのこの効能使い分け

きのこの効能使い分け

香り松茸、味シメジと言われるように、きのこが美味しい季節になりました。
きのこは、腸内免疫を高め、解毒に働いたり、リンパ球を増やしたりする働きの他、気力を養う力ももっているので、1日1食は食べたい食品です。
今日は代表的なきのこの効能別使い分けをご紹介します。

まず、きのこの性質(温める、冷やすなど)についてですが、温性(温める働き)の一番強いきのこは、マッシュルームで、ついで微温性のものが舞茸です。
この2つのきのこは、特に冷え性の方にお勧めです。
マッシュルームは、肝、胃、肺、腎を養い、気血を増やしてゆく働きに優れます。
鮭(お腹を温める働き)などの温裏作用のある食材と合わせて調理するとよいですね。

豆乳を用いて、クリーム煮などにしたときは、胡椒やクローブなどのスパイスと合わせてください。

ついで、平性(温めも冷やしもしない)のきのこが、椎茸とえのき茸です。
椎茸は、脾胃を丈夫にして気血を養う働きに優れます。
また、えのき茸は、肺、大腸に作用し、解毒力を高めたり、リンパ球を増やす働きがあるので、免疫力を養いたい方にお勧めのきのこです。

最後に、のぼせたり火照ったりしがちな方にお勧めするのは、微涼性のしめじ、ぶなしめじです。
しめじ類は、養血力にも優れており、かぼちゃ、人参、ブロッコリーなど色の濃い野菜と同時に調理することで、赤血球を増やし、貧血傾向の方にお勧めのきのこでもあります。
がん治療等で、白血球も赤血球も少ない方は、しめじとえのきを併せて調理してください。

自分の体質に合ったお好みのきのこを、オリーブ油で軽く炒めて酢漬けにしておくと、副菜としてお手軽にきのこを摂ることができますヨ♪

2015年10月20日火曜日

昼夜の解毒食

抗酸化(発ガン、血管老化防止)と解毒の昼夜食

朝カレースープの記事を載せましたら、昼夜はどうするの?
など様々なお問い合わせがありましたので、昼、夜食の提案をいたします。

最初に、朝のカレースープですが、解毒を促進したい方やメタボ体型の方などは、スープだけでOKですが、育ち盛りのお子様や作業労働が激しい方などは、スープの後にご飯も召し上がってくださいね。

お昼は定食物やお弁当を普通に召し上がっていただくとよいと思います。
麺類や丼物を召し上がりたい方は、お昼のタイミングがよいです。
抗酸化+解毒を勧めたい方は、朝カレースープと同様に、スープ+両手に納る程度の玄米おにぎりがお勧め♪
スープは乾物などをたっぷり入れたお味噌汁や、具だくさんのスープ、野菜と豆乳をミキサーにかけて、温めて調味したポタージュなど、お好みで!
玄米おにぎりは、黒豆+ひじき、牛蒡+人参+切り干し大根の味ご飯、香味野菜にカレーパウダーを入れて炊いた玄米のおにぎり・・・などいろいろなバリエーションでお楽しみください。
尚、おにぎりは、チンせずに自然に冷えた状態で食べていただくと、難消化性澱粉に変化しているために、血糖値の上昇を抑えてくれますよ。

夜にお勧めの定番2品をご紹介します。
★酢タマネギ・・・薄くスライスしたタマネギを、軽くサッと水にさらして煮沸したガラス瓶に入れ、りんご酢(お好みの酢でよい)などにつけたもので、3日目~食べ頃(保存期間は10日程度)
酢タマネギは、高血圧、めまい、耳鳴りのある方、筋肉疲労、脂肪を分解したい人、肝臓の疲れなどに良い食品です。
常備しておくと、サラダの付け合わせ、メイン料理のお供、炒め物などに入れても美味しく食べられます!!!

1,酢タマネギ納豆・・・究極の血液サラサラコンビ
大豆には、脳や筋肉、骨を養う働きがあり、酢と合わさることでその働きがより円滑になります。
夕食にいただくことで、就寝時の血流不全を防止します。
塩分や砂糖が多い市販のタレを入れずに、酢タマネギを合わせると美味しくいただけます。

2,キノコとコンニャクのマリネ・・・腸管免疫をしっかり刺激
キノコにはリンパ球を活性化する多糖体が含まれており、夕食にいただくことで夜のリンパ球パトロールを強化します。
ブナシメジ、マイタケ、エノキタケ、シイタケ、マッシュルームなどお好みのキノコ3種類程度+短冊に切ったコンニャク(腸の大掃除)
を用意します。
フライパンにオリーブ油をしいて、ニンニクで香りを出し、キノコたちを炒めてしんなりしたら、酢タマネギを合わせて調味します。
お好みで塩胡椒など用いてもOK!
仕上げに、パセリやハーブを散らしてマリネするとよいですね。(冷蔵庫で3日ほど保存可能)

1,2を常備すると、あとはメインのおかず1品でOKです。
解毒を促進したい方は、夕食の炭水化物は抜くか、お仏飯程度にしてかみしめてください。
晩酌をなさる方は、炭水化物はやはり抜きにします。
私は1,2などの肴で週に2~3日赤ワインを飲んでいます(笑)

朝のお勧め・・・カレースープ

朝はカレースープがお勧めです。
正午までは、体が解毒モードなので、これからの季節は、温かいスープでお腹をほっこり温めて下さい。
玉ねぎ、キャベツ、人参、カボチャ、ブナシメジの5種類の野菜を小さめに切って水から一煮立ちさせます。
これらの野菜は、抗酸化、解毒作用を持つファイトケミカルが非常に多く、この調理法は有効成分を壊しません。
味を付けずに、大きめマグカップに入れて、小さじ半分ほどのカレーパウダーを入れていただきます。
カレーパウダーには、強力な抗ガン、抗酸化、解毒、血流改善、鎮痛作用があり、交感神経を緩やかに刺激するため、朝元気が出ない方にもオススメ^_^
さらに、リンパ球を増やしたい方は、小さじ1の乾燥ワカメを加えて下さい。
朝から、この作業が面倒な方は、マグカップにお湯を入れて、小さじ半分のカレーパウダーを入れて飲むだけでもよいです。
辛味が苦手な方は、ガラムマサラでお試し下さい。
タンポポ茶をお持ちの方は、同様にパウダーを加えてお飲み下さい。
冷えている方、体に痛みがある方は、驚きの効果を実感できますよー(^^)

2015年10月14日水曜日

寒い季節にお勧めのファイトケミカルスープ

寒い季節にお勧めのファイトケミカルスープ

養生で野菜ジュースなどを作られて飲んでおられる方は多いですが、寒い季節にはジュースよりもスープがお勧めです。
私も、夏場は野菜やフルーツをミキサーにかけて豆乳を加えるスムージーを定番にしていましたが、寒くなってからは、スープやポタージュに切り替えています。

野菜スープはファイトケミカルの摂取に最適です。
ファイトケミカルとは、植物に含まれる天然の成分で、抗酸化作用、抗ガン作用、免疫増強調整作用の3つの大きな働きがあり、体内で生じた燃えかすやゴミを除去してくれる役割があります。

お勧めのファイトケミカルスープの作り方(1人分・・・1日のうちに分けて飲む)

定番材料・・・人参、玉葱、かぼちゃ、キャベツをそれぞれ100グラム(それぞれ握り拳大ほど)、それに乾燥ワカメ、きのこ、蒟蒻のどれかを入れるとさらによいです。
上記は非常に味も良く美味しい組み合わせですが、キャベツの変わりに白菜やセロリ、かぼちゃの変わりに長芋とかであっても大丈夫です。
これを1リットルの水で煮詰め、濃い味(塩気)をつけずに食前にいただきます。
豆乳などを入れたり、カレーパウダーでアクセントをつけても美味しいですよ。

♪高血圧、糖尿、コレステロールが高い、肝機能が落ちている、リンパ球が少ない・・・等の悩みを持つ方に特にお勧めします。


2015年10月7日水曜日

レッツトライ!老化防止習慣5,5,5

♪レッツトライ!老化防止習慣5,5,5♪

歳を重ねれば重ねるほど、不適正な生活習慣による生活習慣病(ガン、血管疾患、認知症、骨折、筋肉萎縮等)にかかる率が高まります。
生活習慣病を予防することは、即ち老化を予防し、老いても健やかに生きることにつながります。
老化を防ぐ習慣を、クセにしてしまえば、怖いものなしですね?
そんな5つの食習慣、5つの生活習慣、5つの精神習慣をご案内します。
名付けてゴー、ゴー、ゴーで病知らずで10歳若返り!!!

食習慣(よくかんで、決まった時間に腹七分)
1,血糖の急上昇を抑え、ガン予防!・・・炭水化物は食事の後半、甘いお菓子は空腹時を避けて食後少しのお楽しみ
2,老化の原因になる慢性炎症を防ぐ!・・・揚げ物、日持ちがするお菓子に含まれるトランス脂肪酸を摂らない
3,脳髄(脳と骨)を補う健脳食!・・・納豆、大豆食品、青身魚、乾物、ナッツ、アボガド、脂身の少ない肉で主菜
4,血液サラサラ食!マリネ料理(酢の物)オリーブ油サラダを常備
5,腸内免疫と解毒力強化!・・・新鮮な野菜、きのこ、海藻、蒟蒻、乾物、発酵食品などで解毒スープ

生活習慣(昼は巡らす、夜は休む)
1,午後10時~12時までに睡眠し、解毒力アップ!
2,激しい運動、義務的運動を止めて、楽しみ発見散歩で脳を喜ばせる!
3,好きな音楽をかけて3分間8の字体操で筋力強化!
4,シャワーよりも湯船につかって体温アップ!
5,首(大椎)、手首、足首と耳のポレポレ捻りで、若返り!

精神習慣(病は気から、考え方次第で寿命も変わる)
1,無いものねだりを止めて、あるもの、出来たことを喜び、免疫アップ!
2,やらなアカンを止めて、やりたいと思うとストレス解放!
3,不平、不満、怒り、我慢、愚痴は猛毒、その日のうちにさっさと解毒!
4,ありがとう!お陰様、良いこと日記をつけると、自分の人生良いことばかり!
5,年齢問わず、トキメキ、お洒落心を忘れない!

2015年10月6日火曜日

寝たきりにならないために

寝たきりにならないために

高齢化が進んでおり、どこの家庭でも介護は大きな問題になっています。
これから若い人よりもお年寄りが増える世の中を迎えると、介護施設を利用できるのも、限られた人にならざるを得ないかもしれませんし、先の見えない介護であるだけに、金銭的な蓄えも必要であることが痛感させられます。
私の周りも現在介護中の友人やお客様が多く、その度に色々なことを考えさせられます。

50歳を超えるあたりから、各々が将来寝たきりにならない努力をしていかないと、自分が辛いだけではすまされなくなりそうです。

先日、不自由になっている方の声から学ぶ、寝たきりにならないための勉強会に参加しました。
そんな中で、大きく浮かび上がってきた4つの生活習慣がありました。

1,甘い物が大好きで、これだけは止められない (洋菓子、和菓子、菓子パン等)

2,好き嫌いの偏食が多い (嫌いなものには、箸をつけない)

3,若い頃から運動習慣がなく、体を動かすことが苦手

4,人への依頼心が強く、自立した生活習慣がなかった

ナルホド、この4つの生活習慣は、いずれも足腰の筋力を萎えさせてしまうことに通じます!

1,過剰な糖分は、タンパク質を変性させ糖化により筋肉の弾力性を失い硬くしてゆきます。
また、脾の働きを弱め、栄養の吸収や免疫力にも影響します。

2,今日の体は、昨日までの食事でできています。偏食が多いと筋肉や臓器は栄養されずその機能が低下します。

3,運動習慣がある方は、少し運動を始めただけで筋力が回復しますが、運動習慣がない方が骨折したりして、リハビリを怠ったりすると、1週間で歩けなくなると言われています。
たとえ15分程度でもお散歩する習慣があるとよいです。

4,幸か不幸か、お一人暮らしの方は、身の回りのことを工夫しながらやらざるを得ませんが、手助けしてくれる方があると、自分でできることまで、頼んでしまいがちです。
介添えがある方も、なるべく自分で出来ることは、自分で時間がかかってもやることが、筋力と頭を活性化し、寝たきりを防いでゆきます。・・・・等々

★私も座り仕事で、意識をして歩いたり体操したりしないと、本当に運動出来ない日が多くなります。
体を壊しては何もできないので、仕事よりもまず歩くこと!キチンとした食事を作ること!に優先順位をシフトしてゆきたいと思います。