2016年5月31日火曜日

少陽経を強化して異常気象をのりきる

少陽経を強化して異常気象をのりきる

今年は1日のうちの気温の変化、湿度の変化などがとても激しく、体がついていかない・・・と訴えられる方が多いです。
これは、西洋医学的には自律神経の反応がうまくついていっていない状態です。

1,血圧が変動して、めまい、不安感、たちくらみなどが強い
2,下痢をしたり便秘をしたりを繰り返す
3,体が熱くなったり寒気がしたりして、常に風邪をひいているような感じ
4,咳が長引いて止まらない
5,体の深部が冷えているのに、表面は熱い感じで、温めると湿疹が出る
6,神経痛が体のあちこちに生じる


自律神経の反応を良くするには、ストレスと化学薬品、添加物の多い食事などを改め、早めの睡眠を心がけて肝の働きを養います。
さらに、少陽経を詰まらせない工夫が大切です。

これには
1,甘い物(極冷)、油物(極熱)の極端な食べ物を避けていただくこと

2,内臓や骨の冷えには、生姜、砂糖なら黒砂糖、鮭、ます、鯵などの魚、ねぎ、にら、海老などの食材が温裏作用でお腹を温めます。

3,自律神経の反応を良くするために、乾布摩擦や温冷浴をできる範囲でとりいれてください・・・(入浴の最後に足や腕に冷水をかけるだけでもちがいます)
乾布摩擦は、もしも刺激が強いのであれば服の上からでもOKです。

4,湿気が多いこの季節、体の内湿を飛ばすために、みょうが、バジル、パセリ、紫蘇などの芳香化湿類、ハトムギや瓜類などの去湿類、そして乾物を料理に取入れてください

★漢方では、新ノーゲンが自律神経を養います。
長引く不調がある方は是非お試しください。

2016年5月18日水曜日

つくおき生活

つくおき生活

毎朝の日課は、朝ヨガ+朝勉強+朝練フルートです。
朝のストレッチと万寿酵素で体を目覚めさせ、日々のコラムや講演原稿の元となる文献や書籍を、30分ほど早朝速読・・・この積み重ねが仕事に大いに役立っています。
そして、体と頭が目覚め午前8時を過ぎると、音を出すことが可能なので、やはり30分ほどフルートの音作り、12音階スケール、フレーズなどをさらいます。
介護生活も長くなると、細切れの短い時間ででも自分の時間を捻出しないと、気持ちよく過ごせないので、短時間集中方式で!(苦笑)

そして、ここのところストレスとなっていたのが、調理時間と食事時間の捻出です。
薬局に鍼灸院を併設し、業務量が増えて、どうかすると昼食(薬局で手作り)が午後4時~5時しかとれない。
夜は閉局後にメ~ル相談に追われ、帰宅が9時を回ってから、買い物、調理・・・・これでは食事時間もバラバラで健康に最も悪いし、かといってやはり、出来合いでなく、家族の口に入る物は、なるべく自分で作りたい・・・・・そ、こ、で、夜の手透き時間や、1時間早起きして、つくおき(作り置き)生活を導入しました。

ぴょんのつくおきポイントは
1,タンパク質が中心のメインのおかず・・・3分の1が動物性、残り2が植物性くらいのバランス
2,酢の物、サラダ、マリネなどの代謝促進おかず・・・酢はクエン酸回路に入り疲れをとるので欠かせません
3,乾物、海藻、きのこ、こんにゃく、野菜を利用した解毒おかず
4,季節の野菜を中心としたスープや煮物
の4種類が1日のうちに摂れるように考えています。

ちなみに今日のつくおきは
1,ささみの醤油漬け焼き
2,玉葱ときゅうり、人参のマリネ
3,切り干し大根と人参、揚げの炒め煮
4,じゃこと水菜のカリカリ炒め
5,たらこと季節野菜のペンネサラダ・・・・でした!

そして、お弁当は
1,ささみの漬け焼き
2,こんにゃくと季節野菜のマリネ
3,さやえんどうの卵とじ
4,じゃこと水菜のカリカリ炒め
5,小豆玄米ご飯
6,豆腐とワカメのスープ

★これをやっておくと、本当に楽っ!
食は健康の基本だから、忙しくても大切に考えたい♪

2016年5月10日火曜日

朝の胃症状について

朝の胃症状について

今朝一番のご相談は、朝の胃もたれと吐き気で悩んでいる・・・という方
毎朝、お腹がもたれていて、透明の生唾を伴う吐き気がするが、実際戻したりはしない。

舌は白い苔があり、舌質も青白い。
何か食べなくては・・・と思い無理矢理にヨーグルトとバナナを食べるけれど、その後症状はますますひどくなる。
その後、体を動かしたりしている内に、症状がなくなり、昼食や夕食は美味しく食べられる。
甘い物が大好きで、ストレスがあるためついつい食べ過ぎてしまう。
お通じの方はかなり頑固で、便秘薬を飲まないと出ない。
というものでした。

この症状は、胃の冷えです。
甘い物の多食は、消化管の働きを止め、消化管を冷やします。
前日に食べたもの+夜中のうちに胃腸が冷やされ、朝起きても消化管が動いていない状態です。
食欲がないのでと、バナナやヨーグルトを食べればますます冷えて具合が悪くなります。


まず、甘い物を控えていただくと、一連の悪い連鎖が止ります。
消化管が動きだすと、便秘も改善されます。

漢方では、胃腸を温めて胃の血流を良くする大熊柳と万寿酵素の併用がお勧めです。
お腹をしっかりと温めてあげると、気力も湧いてきますよ♪

2016年5月6日金曜日

口腔アレルギー症候群

口腔アレルギー症候群

花粉症の人が特定の食品を摂ってアレルギーを起こすことを口腔アレルギー症候群といいます。
最近耳にしたのは、花粉の時期にトマトを食べて口唇の粘膜が腫れたり、下痢や嘔吐をしたという事例です。
トマトはナス科の植物で、その他にもナス、ジャガ芋、唐辛子、ピーマン、パプリカなどがナス科の野菜なのですが、野菜の中で食物アレルギーを起こしやすいのが、これらナス科の野菜です。

普段は異常がないのに、花粉の時期にこれらの野菜でアレルギーを起こす人が増えるのは、杉や桧の花粉の成分(アレルゲン)と同じ成分がトマト等ナス科の野菜にも含まれているからです。
口腔アレルギー症候群は、多くの場合、果物や野菜を食べた後15分以内に、食べ物に直接接触した口唇や舌、咽頭が痒くなったり腫れたりします。
その他に、蕁麻疹が出たり、涙目、鼻水、喘息様症状、吐き気、腹痛、下痢などが現れることもあります。
重い場合は、呼吸困難が生じたり、ショックに至ることもあるので要注意です。
以下、花粉症の原因となる植物と、その時期に要注意の食べ物をご参考ください。

ハンノキ、シラカバ(1~5月)リンゴ、桃、メロンなど
杉、桧(2~5月)トマト、ナス、ジャガ芋、唐辛子、ピーマン、パプリカなど
カモガヤ、オオアワガエリ(4~10月)メロン、スイカ、キウイなど
ヨモギ(8~10月)セロリ、ニンジンなど
ブタクサ(8~10月)メロン、スイカなど

これらのアレルギーが心配な方は、粘膜を丈夫にすること、腸内環境をよくすること、酵素力、解毒力を高めることがポイント!
薬局では、
通竅・・・肺、脾、腎を整え粘膜の免疫力を高める
腸活生・・・ナノ型乳酸菌で、善玉菌を増やし腸の環境を整える
万寿酵素・・・脾胃と腸の働きを強化し、食物が大きいままの分子量で腸から吸収されるのを防ぐ
ショーキT1タンポポ茶・・・アレルゲンを糖鎖に巻き込んで解毒
等の漢方食品を取りそろえ、皆様の状況に応じて養生アドバイスをしておりますので、是非ご利用くださいませ♪