2014年8月13日水曜日

ヒスタミン食中毒

ヒスタミン食中毒

先日、家族がいつもと同じように、いつもの食事をした直後に、突然、全身に発疹が現れ、まぶたが赤く腫れ、そのうちに呼吸が苦しくなり、痰が絡み、動悸がする・・・などの症状に見舞われました。
頭もしびれたような感じになり、気分が悪くなり、どうなるかと思いましたが、タンポポ茶を飲み、次第に収ってきて、30分ほどですべての症状が消失しました。

食べたものは、賞味期限が2日ほど切れた”あんデニッシュ”、ヨーグルト、ちりめんじゃこ、漬け物でした。
暑いキッチンに置いてあったパンだったので、パンの油が酸化したことも考えられましたが、それこそ添加物いっぱいのパンで、2~3日期限がきたくらいのものは、今までにもあったので、調べていたところ、夏場にヒスタミン食中毒というのが、多発していることがわかりました。

これはヒスチジンというアミノ酸を多く含んだ、カジキ、マグロ、カツオ、イワシ、サバ、サンマ、アジ、ちりめんじゃこ、ワイン、チーズなどが、微生物(ヒスタミン産生菌)代謝されて、ヒスタミンが生じるもので、外観の変化や悪臭を伴わないのが特徴です。

特に20~25度以上の温度で繁殖しやすいのですが、5~10度以下(冷蔵庫で保存)でも生成されるようです。
夏場に、冷蔵庫の開閉を頻繁に行うと、庫内の温度が上がります。
使いかけのちりめんじゃこを3~4日、入れたり出したりしていることに気がつきました。
賢い主婦は、ちりめんじゃこも、パンも冷凍保存しているようです。
冷蔵庫も夏場は過信してはいけませんね・・・・。

特に今年は、湿度が高い日が続き、玄米や乾物に虫がわいたり、油の酸化もとても早いなど、尋常でない気象が続いているので、皆様もご注意くださいね♪

2014年8月12日火曜日

納豆コラム

納豆コラム

先日、大垣市かがやき成人学校の”漢方専門薬剤師の病知らず養生術講座”で、納豆の効用について講義をしていた際に、
”先生、納豆はもともと腐っているから、賞味期限切れでも大丈夫!とか、腐りかけの納豆が美味しい!とか聞いたことがありますが、納豆が腐っているかそうでないかを、どのように見分けるのですか?”
という、ゴツイ質問がきました。

そういえば私も半月くらい賞味期限が過ぎた納豆を、平気で食べたりすることがありますが、厳密に調べたことがなかったので、夏休みの宿題として調べることにしました。

そもそも、発酵と腐敗の定義とは何か?
を調べたところ、どちらも微生物による分解作用により変化して生じたものですが、その中で人体にとって有益であれば発酵、害があれば腐敗と言う!との事。
身近な例で言うと、微生物が糖を分解することで食品の旨みを出したり、保存性を高め、人に有益な作用をもたらした場合を発酵といい、逆にタンパク質を分解することで起こる毒素や悪臭、健康に有害で毒性のあるアンモニア、アミン、インドール、スカトールなどの物質を作り、人体に有害な作用をもたらす作用を腐敗と言う・・・とあります。

糖分でも腐ることがあるし、タンパク質でも、チーズや納豆のように発酵することもある。又、同じ乳酸菌でもその条件により発酵させたり、腐敗させたりという場合もあり、まさに発酵と腐敗とは紙一重ですね♪

で、結局は自分の感覚を大切にすることが大切なのですが、まずはカビが生えていないかどうかの確認と、納豆は古くなり良くない状態ではアンモニアが発生し、強い刺激臭があるということですので、そのような状態であれば口にしないことですね。

賞味期限と、消費期限とは違いますが、期限切れを食べて何か生じた場合には自己責任となりますので、ご注意ください。

2014年8月7日木曜日

豆乳ヨーグルトの勧め

豆乳ヨーグルトの勧め

健康のためにヨーグルトを食べておられる方が多いと思いますが、ガン養生中の方には豆乳で作ったヨーグルトをお勧めいたします。

牛乳から作ったヨーグルトは
1,未消化のタンパクが腸壁を覆い、悪玉菌のエサになりやすいこと
2,動物性のタンパクが、代謝の段階で肝に負担をかけやすいこと
3,環境ホルモン(外因性のホルモン、化学物質)を取り込みやすいこと
などの理由から、体に良いから・・・といって摂りすぎないように注意をしていただいています。

ガン細胞は、糖分を非常に好み、ビタミンCを嫌う性質があります。
糖質の摂りすぎを制限し(血糖値の上昇を防ぐ)納豆や豆乳ヨーグルトを摂取することで、酵母、乳酸菌の働きにより、発酵時に糖分がビタミンCに変換される働きがあります。

ビタミンCはグルコースと構造が似ていることから、ガン細胞が間違えて栄養源として取り込み、その結果、ガン細胞に対する毒性が生じて弱ってゆきます。
ガンの治療法の一つに、ビタミンC大量投与療法があるのはこのためです。

豆乳ヨーグルトは、市販のものも出回っていますが、小腸のパイエル板に作用して、免疫を調整する働き+腸内細菌を整える働きのあるナノ型乳酸菌ーBRM200・・・商品名:腸活一兆(50袋入り 税込み6912円)を使って、簡単に手作りすることができます。

免疫アップ♪豆乳ヨーグルトの作り方

材料 成分無調整豆乳500CC、腸活一兆5袋

作り方
1,豆乳を37~39度に温める(乳酸菌、酵母が発酵しやすい)
2,腸活一兆を5袋(ナノ型乳酸菌5兆個)入れる
3,熱消毒したタッパーなどの容器に入れて、よくかき混ぜ3~5時間置き、豆乳が固まったら、冷蔵庫で保存する

朝晩、お湯のみ1杯分ほどいただくのがお勧めです。
ガンの養生で摂られる方は、プレーンの状態でどうぞ♪
ご飯、パン、麺類、お菓子などの炭水化物も同時に摂らないようにご注意ください。