2011年12月21日水曜日

冬至からの養生法

インフルエンザが流行中です!風寒、風熱の風邪にもご注意下さい!
皆さん、タンポポ茶は常備されていますか?
風邪かな?と思ったら、一日3袋ほど服用してくださいね。
本日は、風邪に対応するメニューをご紹介します。

風寒証(悪寒、水っぽい咳や、透明の鼻水のとき)のメニュー

1,切り干し大根と干し椎茸のスープ
切り干し大根3に対して、干し椎茸1の割合で20分ほど煎じてスープを作り、塩、胡椒、生姜汁、刻み白ネギ、ごま油を加えて調味して飲みます。
高野豆腐を細かくして入れてもよいです。

風熱証(ノドの痛み、発熱、熱感)のメニュー

2,牛蒡と蓮根のスープ
牛蒡と蓮根は薄切りにして、ごま油で軽く炒めます。
そこへ水を加え、沸騰したら火を弱め、味噌仕立てにします。
お椀についだら、大根おろしをのせていただきます。

3,りんごと大根のすり下ろしデザート
りんごと大根は半々にすりおろして混ぜ、少量の塩をふります。
器についで、ハチミツをかけていただきます。

2011年12月14日水曜日

店頭雑話

今日は、朝一のお客様にとても幸せなお話を聴かせていただきました。

長年、嫁姑の立場で張り合ってこられ、いつもストレスを感じていた方なのですが、姑さんが寝たきりになられ、一生懸命にお世話をされて確執がとれて、お互いにとても気持ちが軽くなったというお話です。

これに気がついたのは、姑さんのお下の世話をされているときに、最初は強烈だった便の臭いが全く気にならなくなった・・・という出来事からです。
”私は鼻がおかしくなったのかしら?”
と言っておられたのですが、最近になって姑さんのことをとても優しい気持ちでお話になるので、これは心の確執がとれると、気になる臭いまで何ともなくなるものなのだと、改めて思いました。

実は私にも同じ経験があり、私の父は飲んだくれの頑固者でしたので、父のことをずっと恨んでいましたし、寝たきりになっても面倒なんて看るものか!
と思っていました。
ところが母の死後、父は生き方を全く変えて、素直で可愛らしい親父になってしまいました。
介護生活13年・・・特に寝たきりになってからの3年間は、下の世話をしていても本当に毎日が楽しく、出る物が出ることは大きな喜びなので、沢山出ると二人で手をたたいて喜びました。(笑)

今から思い起こすと、この13年間は私達親子にとって至福の時間で、天からおおきなご褒美をいただいた気分です。
いびつだった親子関係が、最後の最後に修復されて、父を気持ちよく送り出す事が出来たのは、本当に有り難く幸せなことでした。

世の中には、親子の絆の修復ができないままに、親を亡くしてしまわれる方も沢山おられます。
誰しもお互い恨みの感情をもったまま送り出したくないはずなのに・・・・
親が病についたときは、それを修復できるおおきなチャンスですね。
どちらからでもよいから、ほんのちょっとだけ素直になればこのチャンスはつかめますよ。
終わりよければ、すべてよし!
死はこの度の終着点でもあるわけですから、”お陰様で幸せだった”と微笑むことができる最期を迎えたいものですね。

2011年12月7日水曜日

冬至までの養生法

陽気をとりこみましょうね

これから冬至までの間が最も日が短く陰が強まる時期です。
風邪やインフルエンザ、中風から身を守るために、体を温めて陽気を養いましょう。
寒気がしたり、風邪気味のときは、白ネギや生姜などを使った料理。
冷えによる腰痛や生理痛、腹痛などには、鮭、鱒、黒砂糖、韮など体の奥深くを温める食材。
体全体の陽気を保つには、海老、胡桃、ナマコなどの食材が効をなします。

また、お手軽で驚くほど体を温める食材は、切り干し大根、干し椎茸、乾燥ワカメ、高野豆腐、麩、湯葉などの乾物です。
乾物はお日様のエネルギーを吸収し、素材の栄養にビタミン、ミネラルが加わり、味的にも独特の甘味と旨みがあります。
体を温めると同時に、解毒も助けてくれる救世主的な食材です。
現代人は乾物を殆ど口にしなくなりましたが、昔は保存の利く食材として、冬の定番食材でしたよね。

切り干し大根と干し椎茸の煎じ汁は、私の解毒メニューの定番になっています。
ご馳走を食べ過ぎた時の次の食事は、この煎じ汁のみにしています。
飲んだ瞬間から、指先まで温まり、ジワジワと汗をかきはじめます。
便と尿の排泄もよくなり、体が驚くほどスッキリと元気になりますよ♪

★乾物の炊き込みご飯★
お手軽に乾物(ビタミン、ミネラルの宝庫)を取り込める方法として、乾物の炊き込みご飯を教わりました。

作り方はとても簡単・・・・切り干し大根、乾燥ひじき、干し椎茸をそのまま炊飯器に放り込み、お米と一緒に炊くだけです。
お好みで、人参や油揚げを入れ、醤油と酒で調味してくださいね。
乾物をもどしませんので、水加減は一合分余分に入れてください。
簡単で美味しいですよ~♪
薬膳のプロ・・・いちご&まさみ両先生に教わりました♪