2011年1月26日水曜日

立春までの養生法

大寒も後半となり、一層寒さを増していますが、春の声はすぐそこまできているようです。
今の内に、腎を温め、気血を養う養生をしておくと、春先の起こりやすい上半身のトラブル(眩暈、頭痛、目赤、鼻水、咳、喉の痛み、気分不安定等)に襲われることはありません。

益気養血の食材(いんげん、栗、鶏肉、きくらげ、プルーン)
助陽補腎の食材(くるみ、羊肉、スッポン、なまこ、えび、イワナ)
温経散寒の食材(生姜、ねぎ、にら、トウガラシ、山椒、胡椒、黒砂糖、アジ、サケ、マス)
などを積極的にメニューに取り入れましょう。

デスクワークの方は下半身の冷えがピークに達していませんか?
今日は、座り仕事で冷え性に悩んでいる方・・・腰痛、膝の痛み、生理痛、生理不順、子宝希望の方にお勧めの一品をご紹介します。

♪♪♪にらと海老の炒め物♪♪♪

材料・・・にら、えび、きくらげ、プルーン、生姜、ごま油、紹興酒、塩、胡椒、片栗粉

1,にらは、3センチくらいの長さに切り、えびは塩でもみ洗いして片栗粉をまぶし、きくらげは水でもどしておきます。
2,フライパンにごま油をひき、千切りにした生姜で香りをだし、水でもどしたきくらげ、海老、にら、プルーンを炒めます。
3,紹興酒少々と塩胡椒で味付けして出来上がりです。くるみでトッピングするとさらに補腎、補陽力がパワーアップしますよ♪
精力もつきます・・・ウフフ(笑)

2011年1月19日水曜日

大寒からの養生法

乾布摩擦の勧め

いよいよ一年で最も寒い時期・・・大寒を迎えます。
しかしこの時期を乗り切れば、春はすぐそこまで来ています。
今年は花粉症の当たり年と言われていますね。
立春を迎える頃から花粉が一気に増えてきそうな気配ですので、今から肺脾腎を鍛える養生と、余分な毒を溜めないようにしっかりと解毒もしてゆきましょう。

肺脾腎を鍛える養生の一つに乾布摩擦があります。
花粉症やアレルギー症状のくしゃみ、鼻水、咳などは肺のトラブルですが、肺の機能を高めるには皮膚を鍛えることが一番です。

朝目覚めましたら、お部屋を暖かくして下着姿になり、乾いたタオルで皮膚を摩擦します。
まずバンザイの姿をとっていただき、手足の表側(お日様に日焼けしている側)は、バンザイした指先から腕の付け根へ向かってこすります。
足も表側は足の付け根から指先に向かってこすってゆきます。
逆に、手足の裏側(日焼けしていない側)は足先から足の付け根に向けて、手も腕の付け根から指先に向けてマッサージしてください。
簡単に言いますと、バンザイで立った状態で、表側(陽経)は上から下(手指の先~足指先)向き
裏側(陰経)は下から上(足の指先~手指の先)向きです。

お腹は、時計回りにグルグルマッサージ(脾を鍛える)
背中は、タオルの端と端を右手と左手で持って、斜めにして首の大椎を通るラインでこすります。
最後に腰のラインにタオルをあて、右、左とタオルを前に引っ張り摩擦します。(腎を鍛える)

回数は、体がポカポカと温まる程度です。
毎日続けると風邪をひきませんし、アレルギーや花粉症にも強くなりますよ。
肺脾腎を強化する通竅と、解毒のタンポポ茶もこの時期から始めてくださいね♪

2011年1月13日木曜日

大寒までの養生法

まもなく大寒を迎えようとしており、一年で最も寒さが厳しい季節になりました。
冷え性の方は特に辛いですね。
甘いお菓子、ジュース、白い食べ物、生野菜、果物などは体を冷やす食べ物ですのでこの時期は摂らないようにしてください。
また水分の摂りすぎも体を冷やします。
これらの食事は、血液を薄め、造血力も低下させますので、冷え性にはよくありません。

また、こってりした味の濃い食べ物、揚げ物などのアブラ料理、動物性タンパクの摂りすぎも、血液の粘性を高め、血流を悪くする結果、凝りや冷えを作りますので、要注意です。

この季節のお勧めは、手足温浴(42~43度の少し熱めのお湯)です。
入浴剤には、天然塩をひとつまみ入れ、すりおろし生姜、大根干葉、よもぎの乾燥したもの、柑橘類の皮、生薬入浴剤などを入れてくださいね。
手足は体の抹消で最も冷えるところです。
足浴だけでなく、手もつけることで温かい血液が上下にバランスよく循環し、急激な血圧変化なども防いでくれます。
全身浴と違った心地よいリラックス感が楽しめますヨ♪

お湯が冷めやすいので、やかんに熱湯を入れて、お湯を足せるように工夫してください。
約20分ほどでじわっと汗が出たらOK!
最後は冷水を絞ったタオルで手足を締めてフィニッシュしてください。
こうすることで、温かさが逃げないのです。

2011年1月8日土曜日

小寒からの養生法

小寒からの養生法

あらためて、新年おめでとうございます。
今年も一年、無病息災でありますように・・・。
さて、皆様お正月はいかがお過ごしでしたか?
いつもは養生している方でも、お正月はついつい食べ過ぎて、体重も少し増えたのでは?

ぴょんは、500CCのお弁当箱を用意して、お節もそこへ取り分けて、それ以上は食べないように工夫していました。
お弁当箱の半分が玄米ご飯、残りの半分の内の3分の2が野菜類、3分の1がお肉や魚や豆類と決めて取り分けました。(この詰め方を守ると、500CCでほぼ500キロカロリーなんですヨ♪)
お寿司の時も、すき焼きの時も、お弁当箱に取り分けていただきましたので、3が日で600グラムの体重増加にとどまり、2日で元のレベルに戻りました。
お肉やお魚などの動物性タンパク質を摂りすぎた方、揚げ物などを多食してしまった方は、今が解毒のチャンスです。
切り干し大根と干し椎茸のスープをいただいて、半身浴しましょう。

作り方は簡単♪
切り干し大根3:干し椎茸1の割合で併せた量の4倍の水を入れ、20分ほどコトコトと煎じます。
この煎じ汁をお湯のみ1杯飲んで、半身浴しましょう。
このスープの成分は、油の代謝を高めて排泄してくれる他、水銀や鉛などの有害金属も体外に排泄します。
腸内免疫を整える働きもあり、消化器系のガンや消化器に炎症がある方にお勧めです。
勿論、ダイエット効果もバッチリ!
しっかりと解毒をしつつ、体を補ってゆきましょうね。