2014年9月17日水曜日

デング熱を内から予防する

デング熱を内から予防する

デング熱は、1945年~1950年にかけて、東南アジアから帰国した復員兵から持ち帰られたウイルスが、日本にも生息するヒトスジシマカにより媒介され、長崎、佐世保、広島、神戸、大阪などで流行し、20万人が発病した歴史があります。
その後2014年まで、大きな流行はありませんでしたが、今年、東京を中心に流行があり、その対策が急がれています。

今年は、5月後半~9月前半まで、湿度が高くジメジメと蒸し暑い気候が続き、日本もいよいよ熱帯性の気候になったのか?
と思うほどの天候でした。
湿と熱が結びついた湿熱性の気候は、ウイルスが繁殖、増殖したり、変異をとげるのに、最適な条件を満たしています。
本来、ヒトスジシマカでは、デング熱ウイルスの増殖力は小さいと言われていますが、今年の気候がそれを助け、大きな問題になっています。

関東地方の在来線では、防虫剤のニオイで、むせるほど・・・とお聞きしましたが、外からの防御に加え、仮に蚊にさされても、発病させない、そして重症化させないための、内からの防御がもっと大切です。

繰り返しますが、今年の気候により、私たちの体も湿熱傾向になっています。
デング熱は、栄養状態の良好な子供や、若者、そして糖尿病の患者さんで重症化しやすいと言われていますが、これは何を意味するかというと、血液中に、糖分、脂肪、未消化のタンパクなどが溢れかえり、湿熱が盛んになり、これがウイルス増殖の為に適したエサになる!のです。

従って、大切なのは満腹になるほどご馳走を食べないことと、解毒の養生です。
1日1袋、感染の可能性があるときは、1日3~5袋のタンポポ茶(ショーキT1)の服用は、ウイルスの解毒排泄(T1配糖体が、鎖にウイルスを抱き込んで排泄)に大変に有効です。
現在、デング熱が話題になっていますが、水面下ではインフルエンザをはじめ、様々なウイルスが強力に変異をとげている可能性があるので、すべての温病(伝染性熱病)の予防に、是非タンポポ茶を常備してください。

薬局スタッフファミリーそして、薬局常連さんは全員飲んでいます♪


2014年9月10日水曜日

秋の養生法

秋の養生法

今年は例年になく湿気が多い期間が長く続き、脾胃を傷めた方が多いかと思います。
冷たい物の摂りすぎ、熱中症の予防に・・・と水分を摂りすぎて、胃液が薄まり、食欲が低下して、十分な栄養が体に供給されていなかった方々は、免疫力の低下が心配です。
秋は空気も乾燥し、脾胃の機能が回復してきますので、夏場に不足した肉、魚などの動物性タンパク質や、野菜、きのこ、海草類などを、しっかり補給してください。
これらが、血肉骨の源になります。

夏場に汗をかきすぎて、夏やせした方、貧血気味、朝がしんどい、めまい、立ちくらみ、便秘、喉がいがらっこい、空咳・・・などの症状は、津液不足(体液消耗)からきています。
豆腐、豆乳、白胡麻、ぎんなん、百合根、松の実、ほたて、貝類、そして淡黄色野菜など体を潤す働きのある食材を補給してゆきましょう。

ココナツオイル、オリーブオイル、アマニ油などを、サラダやスープに生で垂らして召し上がるのもOKです。

保健室では、津液不足の症状に対応する漢方食品として、ツバメの巣(湧生源)をご用意しています。
ツバメの巣には、免疫機能に深く関係するシアル酸が大量に含まれ、乾燥による免疫機能の低下、老化予防に有効です♪