2016年2月12日金曜日

薬物乱用防止講演

薬物乱用防止講演

今日は学校薬剤師担当校にて、6年生の皆さんに、”薬物乱用防止講座”の講師を務めてきました。
最初に、麻薬、覚醒剤がどのように脳を破壊し、体に影響するかのビデオをみていただき、そのしくみと恐ろしさを知っていただきました。
その後20分間の補足講義をお願いされましたが、短い時間で何をお話しようか悩むところですが、今年は
★誰もが絶対にダメだと思っている薬物に、どんなときに手を出してしまうか?
についてお話させていただきました。

すなわち、”学校に行きたくないな” ”最近面白くない” ”自分をわかってくれる人がいない” ”毎日がつまらないし不安” ”イライラする” ”自分なんてどうでもいいや!”などのマイナスの感情に支配されているときに、魔が差してしまいます。
それを防止するための提案を2つ!

1,脳にとって正しい栄養を入れてあげる・・・脳の神経伝達物質の指揮をしているセロトニンは、トリプトファンとビタミンB6が、脳内のほうせん核に取り込まれて作られます。
トリプトファンは、赤身の肉、赤身の魚、青魚、レバー、乳製品、卵、大豆食品等に多く含まれますが、偏食があると十分なセロトニンが作られず、気持ちが不安定になりやすくなります。
特に、甘い物やスナック菓子等の間食で、本来の食事が食べられなくなってしまわぬよう、注意しましょう

2,”ありがとう”を言いましょう・・・ありがとう!は、人も自分も気持ちよくさせ、その場が和み、嬉しく幸せになる言葉です。
1日になるべく沢山の人に、ありがとうを見つけて口にしてみましょう。
ありがとうの言葉は、マイナスの気持ちを一気にプラスに逆転させる魔法の言葉です

6年生の皆さん、とても真剣に聞き入り、絶対に危険薬物を断る誓いをしてくれました!
素直で夢と希望を持った皆さんが、順調に歩んでくださるように、祈ります!

2016年2月10日水曜日

分けもなく落ち込むとき

分けもなく落ち込むのが続いたら・・・

昨日まで元気だったのに、今日になったら原因不明の落ち込みに襲われた・・・・というような現象を体験された方は少なくないと思います。
特に女性は月経周期による急激なホルモン変動や、更年期のホルモン変動により心に必要な指令を送る神経伝達物質が影響されるので、男性に比べてこのようなことが起こりやすいです。
過労や、必要な栄養素に不足(気血の虚損)があると、神経伝達物質そのものが減少して影響されやすくなるので、食事内容の見直しも必要になります。

問題はこのような状態が長く続くとき・・・。
特に落ち込みの原因になるようなコレといった直接原因がないのに、何かしらやる気が起きなかったり、漠然とした不安を感じたりするときは、知らず知らずのうちに潜在意識が傷つけられて、自分に自信をなくしていたり、自己否定していて、本来の自分らしさを消失していることがあります。

でも、これには必ず原因がありますよ。
例えば、地震や津波等の報道番組を見た!若くて元気だった有名人がガンで亡くなった!順調だった友人が病気を再発した知らせを受けた!老いを感じる何かを見た!哀しく辛い映番組を見た!最近仕事が暇になった!・・・等々のマイナス要因が、こっそりと潜在意識に入り込み、マイナスの潜在意識があたかも自分にも同じ事が起こるがごとく、心を操っているわけです。

心当たりがあれば、それらを理性的、建設的に捉えて、~すれば大丈夫!私なら~できる!とプラスに置き換える作業をしてみてください。
解決策がみつかると人は楽観的になれます。
すると今まで心を覆っていたイヤイヤホルモンが晴れて、心にお日さまを呼び戻すことができます。
心にお日さまが照っているとは即ち、自分が自分らしく生きている!ということですネ♪