2013年11月27日水曜日

腎を守る督脈の手当て

腎を守る督脈の手当て

うちの猫ちゃんは大変に食いしん坊で、ご飯を上手に催促します。
朝、私が寝ている顔の上に、キャットフードが入ったカンカンを落としてみたり、そのカンカンを前足でスリスリしてみたり・・・実に巧みにアピールするわけです。
それでも、私が知らん顔をしていたため、強硬手段に出て、”早く起きろ~”とばかりに、棚の上のものを、床に落として、ご飯を催促しました。
さすがに、私も怒って、”コレ!あかんでしょ!!”と、大声を出して、手をあげかけました。

そのときの猫ちゃんの行動は大変に興味深く、印象に残りました。
猫ちゃんは、背中の背筋(督脈)の部分を毛繕いしはじめ、長い間必死で舐めています。

おそらく、飼い主に叱られてショックな気持ちと、怖かった・・・焦った・・・という気持ちを毛繕いすることで、自分で自分を慰めて、気持ちを取り直しているのだと思われます。

毛繕いすることにより、落ち着きを取り戻すということは、毛繕いという皮膚刺激が、神経の伝達を調整し、セロトニン系のリラックス物質を放出しているのだと思われます。
その後、猫ちゃんの背中を撫でてやりと、ゴロゴロと言い始め、リラックスした表情になってすり寄ってきました。
自分での毛繕いには、ゴロゴロ言わないけれど、人が撫でることで喜びに気持ちが出ることに、着目しました。

これは、人でも同じで、恐れや不安が生じたときに、自分で自分の胸をさすることが、リラックスにつながると思われるし、誰か自分でない他人に、背中の後ろを”ヨシヨシ”とさすってもらうことは、喜びにつながり、腎を守る・・・すなわち長生きに直結するお手当てだと言うことです。

生き物にとっても毛繕いが大切な行動であるように、家族や親しい仲で、お互いに背中をさすりあう、督脈の手当ては、不安や恐れ、そして病気を乗り越えたりするための大切な手段ですね。
簡単にできる、背中のさすり愛を、是非取り入れてみてくださいね♪

2013年11月21日木曜日

疫癘について

疫癘について

疫癘とは、大流行を引き起こす強力な伝染性をもつ疾病で、これからが本番の季節を迎える、ノロウイルス、ロタウイルス、インフルエンザなどがそれに属します。
これらの疫癘を拾わないためには、自然免疫をしっかりアップさせておくことが大切です。

免疫アップで流行病拾わず!の養生法

1,良質な睡眠(起床時にスッキリしていること)・・・午後10時就寝を目標に!
2,食事はよく噛んで、腹7分・・・空腹時に免疫は活性化する
3,甘い物、アブラ物、味の濃いもの、動物性の脂肪の摂りすぎを控える・・・和定食がお勧め
4,味噌、大豆食品、発酵食品で、腸の環境を整える・・・便秘は禁物
5,朝晩15分程度、体を動かす・・・ウォーキング、体操、ストレッチなど
6,乾布摩擦や、温冷浴をとりいれる
7,上手にストレス解消・・・前向き思考で、リンパ球が働く
8,レモンやティートリーのアロマオイルで加湿・・・もぐさを焚くのもよい
9,タンポポ茶で体内解毒!・・・予防に1日1袋、感染したときは1日3回が目安

できることを一つでも多く取り入れてくださいね♪

2013年11月14日木曜日

冬にお勧め温裏の食材

冬にお勧め!温裏の食材

温裏類とは、体の内部が冷えたときに使う食材です。
体の内部とは、具体的に臓腑、血脈、骨髓などをさしますが、これらの部分が冷えた症状を、裏寒証といいます。
裏寒証の主な症状は、頭の芯が痛む、背中や胸の冷えと痛み、腹部の冷えと痛み、吐き気、嘔吐、吐水、水様性下痢、むくみ、尿が多く透明・・・などです。

これらの症状に適した食材が温裏類で、野菜ではニラ、糖分は黒砂糖、魚では鱒、鯵、鮭などの肌のピンクの魚、そして、肉桂、乾姜、花椒、小茴香、桂花などのスパイス類です。

お腹が冷えて下痢をしたときにお勧めするのが、ニラと卵のお粥です。
また、冷えて胃腸が痛むときには、黒砂糖に生姜をすり下ろして熱いお湯を注ぎ、生姜黒砂糖湯を作って飲むと痛みによいのです。

冬の料理には積極的にスパイスを使用するとよいですが、大量に用いたり、長く煮込んだりすることを避けます。
肉や魚の下味に使うと、殺菌効果、寄生虫の駆除にも役立ちます。
スパイスは少量を使用するだけで、味もぐっと変わりますし、ほんの少しでも体を温める作用は強いので、上手く使ってくださいね♪