2016年8月23日火曜日

ラドン温泉

ラドン温泉

ここのところ湯巡りして感じたことは、汗の出方が違うこと。
お湯に浸かって間もなく体が温まり始め、全身から発汗してくるように・・・。

ホルモンのバランスが乱れていたり、ストレスで気が詰まっていたりすると、上半身からイヤな汗をかき、(特に後頭部、側頭部、額、首周り、胸回り)
下半身は冷えていて、足がだるかったり浮腫んだりしやすい。
温泉療法をはじめて、1週間も経つと、汗腺がうまく開き、全身の血行がよくなってまんべなく発汗。

特に、5分もしないうちから急激な発汗が始まるのは、ラドン温泉。
その効果は絶大なので、長時間入りすぎないように要注意でもある。
ラドンは呼吸器と皮膚から吸収されて、全身の血液にのり、各細胞組織を刺激します。

脂肪細胞に取り込まれやすいので、メタボを気にしている方や、解毒を促進したい方にはお勧め♪
余分なコレステロール、中性脂肪、糖、化学薬品や添加物等の毒、痛み物質などの解毒排泄が盛んになります。

ラドン温泉は5~10分程度の入浴により、代謝がとても盛んになるので、2時間ほどあけてまた5~10分ほど入る!
を1日3~5回程度繰り返してゆっくり湯治されるのがよいとされていますが、1回の入浴でもその後の発汗は1時間程度続くこともあります。

汗は大切な津液であり、汗のかきすぎが続くと貧血が生じたり、体を消耗するので、発汗の後は気血津液を補うことも大切なポイントです。
入浴の後に、体がだるくなり眠くなったりするのは、発汗により副交感神経が働き、解毒が促進されている最中ですので、無理をせずに体を休めてください。

私は、入浴前には解毒を促すタンポポ茶、入浴後は万寿酵素を薄めた酵素ドリンクで体を補っています。
温泉に浸かると、とにかくよく眠れるのが嬉しいですね♪


2016年8月16日火曜日

味覚異常について

味覚異常について

今年の夏は、味覚障害を起こす方が目立っています。
例年よりも、湿気が多くて気温も高い、蒸し暑い日が続いていることが原因だと思われます。

暑さに湿気が加わると、汗が蒸発しにくく気化熱による体温調整が上手くできないために、体に熱が籠もりやすくなります。
心、肝、胃などの臓腑に熱が籠もると、口が苦く感じられ、何を食べても苦みがあり美味しく感じなくなります。
また、胃腸の働きが弱っていても、口が淡く味がよく感じられなくなり、美味しくありません。

おそらくこの蒸し暑さにより、食欲も低下して正しい栄養が摂れず、胃腸が弱っていることや、熱籠もりのために口が苦みを帯びていることなどが原因と考えられます。
夏場特有の、この口のまずさに対応する食品は、マクワウリやキュウリなどの瓜類、緑茶等です。
これらの苦味の食品は、体の熱を冷まし味覚を正常にする働きや、水をさばき、脾胃の働きを助ける作用をもち、夏の食欲低下によい食品です。

また、西洋医学的には亜鉛の不足が味覚異常の大きな原因になります。
亜鉛の不足は、インスタント食品やファーストフードなど添加物の多い食品の摂りすぎによる、亜鉛の吸収の低下や、夏場の食欲低下による栄養不良が考えられます。
亜鉛は、以下の食品に多く含まれます。

<魚介類> 牡蠣、煮干し、タラバガニ、数の子、サザエ、明太子 など

<肉・卵類> 肉類全般、卵

<豆類> 納豆、味噌、きなこ など

<海藻類> のり、わかめ、ヒジキ 寒天 など

<種実類> ごま、カシューナッツ、松の実 など

<乳製品>プロセスチーズ、パルメザンチーズ など

<嗜好品>抹茶、ココア など

野菜ばかり食べrている方も亜鉛不足に陥りやすいので、一度食生活を見直してみてくださいね。

2016年8月3日水曜日

悪阻に似た夏バテ症状

悪阻に似た夏バテ症状

ここのところ、暑さにより食欲がない、胃が重たい感じ、口が苦く何を食べても味が苦く感じられて美味しくない、口が淡い(水っぽい唾液が多く、味がよくわからず美味しくない)、何となくムカムカして喉が痞える感じ、お腹が空くと気持ちが悪く、何かを食べると収る・・・などの症状をよくお聞きします。

私自身も先日、エアコンの調子が悪い屋内で演奏中に、顔から流れるような汗をかき、目眩が始まってこれはヤバイ・・・と思うような出来事がありました。
それ以来、口が異常に苦くて、大好きなコーヒーも飲みたくなくなり、空腹になると吐き気がして、喉が焼けるような感覚。
何かを食べると少しの間収るけど、しばらくすると口が苦くなり気持ちが悪い・・・という状況を経験しました。
何かに似てるな・・・と思っていたところ、悪阻のときの感覚と同じだと気がつきました。

悪阻の原因のひとつが、妊娠すると体液が酸性に傾きやすくなること。
これはおそらく、妊娠中は胎児を安定させるために、解毒力が弱まることと、胎児が細胞分裂して成長するためには、解糖系が優先的に働くために乳酸が大量に産生されることなどが関係しているのでは?と思われる。
悪阻はヒドイ方とそうでない方がありますが、悪阻のヒドイ方の唾液は酸性に傾いているという事実があります。
このようなときに、ムカムカ、吐き気、口が苦くまずい等の症状が出やすく、クエン酸を含んだ酸味のある食べ物(レモンなどの柑橘類、梅干しなどは体内に入るとアルカリとなり、酸性体質を中和する)や、塩気の強いものが酸を中和するために美味しく感じられます。

一方、汗をかきすぎたときの熱疲労で起こる吐き気も、
★脱汗による水分とミネラルの流出により、体液が一時的に酸性に傾くこと
★体表面の末梢血管が開かれ、消化器の血流が低下することにより、嘔吐反射が誘発されること
等が原因になる。
特に、更年期を迎える方は、自律神経の機能が狂いやすく、温度調整がうまくいかなかったり、大汗をかいたりするので、なおのこと症状が強まりやすい。

で、このようなときの対処法は
1,きゅうり、マクワウリ、スイカなどの瓜類に粗塩を少々かけてガリガリかじる
2,レモン水、梅干し水、酢の物、柑橘類などの酸味をとる
3,漢方では、生脈宝や麦門冬湯を服用し、津液を増やす
4,甘い物、油物は症状を悪化させるので禁忌
5,涼しいところで、十分な睡眠をとって陰を養う
6,温かい塩味の野菜スープで、胃腸の血流を回復させる
7,漢方では万寿酵素や発酵紅参のお湯割りを用いる
8,食欲がないときに、冷や麦等ばかりを食すると胃液が薄まり冷えて体力が低下するので、玄米餅をサイコロに切って、トースターで焼き、味のりを巻いて食べると食欲が回復する