2016年6月23日木曜日

心の免疫

心の免疫

ガンをはじめとする病を治すにあたって、最も大切なのは心(気持ちのリラックス、安定度)だと私は考えています。

先日NHKで、ストレスとガンのしくみが放映されていましたが、いくつかのストレスが重なってきたときに、ストレスホルモンが蓄積し、暴走したストレスホルモンが、リンパ球の中に潜むATF3遺伝子のスイッチをオンにしてしまう。
ATF3遺伝子は普通眠った状態で、リンパ球はどんどんガンを攻撃するらしいけれど、これがオンになるといくらリンパ球があっても”働き停止!!!”という指令が行くそうで、ガンをみても攻撃しなくなってしまうということ・・・。

日常、あっという間にガンのしこりが大きくなる人、そして逆にあっという間に小さくなる人・・・を経験していますが、そのしくみがどうもここのところのようです。
ガンの養生には、良質な睡眠、適切な食事、少し負荷がかかる程度の運動、加温手当て・・・等がありますが、これらを半信半疑で迷いながらやっている方、辛いと感じながら治すための義務感でやっている方が最も効果が上がりにくいと感じています。

つまり、心に不安が生じたり、焦ったり、迷ったり、イライラしたり、辛いと感じたりする不快な感情が沸いている状態では、ガンをやっつける役割のリンパ球が働くことができず、治癒力が抑えられてしまう・・・ということです。

病を治す治癒力を高めるためには、今を楽しむことが最も大切です。
ワクワクする気持ち、楽しい気持ち、今日という日を有り難く大切に思う、自分が自分らしく生きる・・・そのためには重い荷物、持たなくても良いのに背負っている荷物を軽くしてゆくことも大切です。

人には無意識ストレスというのがあります。
つまり、”~するのが当たり前”と思っていると、それがストレスであることには気がつかず、知らない間に体に負担をかけています。
これには小さい頃に受けた教育が大きく関係しており、”辛くても歯を食いしばって頑張れ!”とか”働かざる者食うべからず!”とか”仕事は辛くてもやるのが当たり前!””嫁に行ったら泣き言を言うな!””愚痴や泣き言をいうのは見苦しい!”・・・等々で頭が洗脳されていると、ストレスを受けているのに、それを無意識的にしまいこんでしまうため、ストレスに気づくことすらできません。
そのように閉じこめられてしまった心を解放してあげる作業・・・・それは今の生活が楽しい、ワクワクすると感じれるかどうか?
をチェックすることです。

人は病気治しの為に生きているのではないですよね?
病気が治っても、治らなくても人は必ず死にます。
そう思うと、今やりたいこと、今を楽しむことが見えてきます。
未来は楽しい今の延長にありますよ。
このワクワクする気持ちが、結果的にリンパ球(治癒力)を働かせ、知らない間に病から回復させるのです。

漢方、食事、睡眠、運動、手当て等の養生は、この気持ちがあってこそ、後押しするもの・・・最も頂点にあるのが心です!

2016年6月7日火曜日

男性の酢嫌い?

男性の酢嫌い?

個人差もあるようですが、男性は一般的に酢の物が苦手な方が多いようです。
お寿司やマヨネーズなどは大丈夫でも、本当の酢漬け(マリネ)になると、あまり好んで多くは食べられない方が多いです。
何故、男性が酢を好まないのか調べてみたところ、遺伝子的にそのような要素が組み込まれているようです。

酢をいただくと、糖分の吸収が抑えられ、血糖値の立ち上がりが抑制されます。
血糖値の立ち上がりが緩やか・・・ということは気持ちもリラックスして穏やかになるということ・・・。
男性は古くから狩猟本能がある生き物ですので、獲物を追ったり、戦うためには血糖を上昇させ交感神経を奮い立たせないといけない・・・ということ。
ですので、血糖の立ち上がりを抑えるような食べ物は潜在意識的に好まない・・・という見解があるようです。
そういえば、酢に限らず、玄米や野菜、海藻なども同様の働きがありますが、男性は好まない傾向がありますね。

また、自然の生き物は、苦み、酸味は毒であり受け付けようとしませんが、人の場合はこれらが経験的に大丈夫な物、美味しい物・・・と認識して食べられるようになるといいます。
ですので、子供の頃は苦みや酸味を美味しいと感じませんが、歳と共に食べられるようになってくるようです。
ですが、子供の頃に、これらが”マズイ”と強烈に思うと、やはり大人になっても受け付けないことが多いようで、このような感覚の持ち主も、自己主張型の男性に多いと言われます。

男性に敬遠されがちな酢の物ですが、成人病の予防には多大な効果があるので、美味しく食べていただければ・・・と思います。
次回は、酸味の効用と美味しい食べ方についてお話します。