2013年9月25日水曜日

熱を冷ます食べ物

熱を冷ます食べ物

長くて暑い夏の影響で、熱病のご相談が増えています。
体に熱がこもりやすい、にきびや吹き出物が出やすい、ノドが乾きやすい・・・などの体質の方は清熱類(熱を清める食材)を摂るようにして、揚げ物や油を使った料理、にんにくや唐辛子などの香辛料は避けましょう。

本日は、それぞれの臓腑の熱についた症状とお勧めの食材について、ご紹介いたしますね。

肺熱の症状・・・咳、発熱、黄痰等 ♪食材・・・セロリ、さとうきび

心熱の症状・・・口内炎、不眠、煩燥等 ♪食材・・・ニガウリ、冬瓜、きゅうり、緑豆、春雨

肝熱の症状・・・目赤、口苦、尿赤、イライラ等 ♪食材・・・トマト、じゅんさい、マコモダケ

胃熱の症状・・・多飲多食、口臭等 ♪食材・・・セロリ、きゅうり、アスパラガス、とうふ

大腸熱の症状・・・便秘、渋り腹、吹き出物等 ♪食材・・・白菜、黒こんにゃく、たんぽぽ、きゅうり、バナナ

小腸熱の症状・・・口内炎、排尿痛等 ♪食材・・・すいか

膀胱熱の症状・・・排尿痛、残尿感、血尿等 ♪食材・・・すいか、とうもろこしのヒゲ

炎症とつく名前の病気がある方は、再発しやすい季節です・・・タンポポ茶+霊芝胞子で、免疫力と清熱解毒力を高めると、ガン予防にもつながります。

2013年9月18日水曜日

体は心の住処

体は心の住処

若い頃には”肩が凝る”とか”体がだるい、しんどい”なんてことは気にとめたこともなかったですが、歳とともに体にいろいろな不具合が出てくるようになりました。
長年使った体なので、ガタが来るのは当たり前ですが、体も実は家と一緒で、お手入れ次第で長持ちします。

体は心の住処なので、しっかりとお手入れすることで、健全な魂が宿ります。
お手入れとは、補修・・・壊れた部分を補う(不足しているものを補う)ことと、大掃除・・・汚れや傷みを除去する(不必要なものを解毒する)ことです。

誰でも、汚れた部屋にいたりすると、心もすさんでくるし、逃げ出したくもなりますよね。
これを、体と心の関係に置き換えると、体調が悪くて、痛みをはじめとする辛い症状に悩んでいるとき、”この肉体から解き放たれたい”とか”こんなに辛いのなら死んでしまいたい・・・”と思うようです。
でも、残念ながら、息をひきとる瞬間まで、魂はこの肉体から逃れることはできません。

ですから、生きている限り、お手入れ(養生)が必要なのです。

逆に心を明るく保つことも同様に大切です。
人は生きている以上、前向きでいないと生き辛いんですよね。
不安、不満、落胆、嫉妬などのマイナスの気持ちは、ものすごい勢いで、体を傷つけてゆきます。
家の中で当たり散らしてドアをバンバン閉めたり、物を投げつけたりして、住居を傷めるのと同じことです。

元気に活躍しながら長生きするために、体と心のお手入れ・・・どうかかかさずに続けてください。

2013年9月11日水曜日

そろそろ補陽も必要

そろそろ補陽も必要

朝晩涼しくなってきました。
皆様は、朝起きたときに、元気いっぱいでスッキリしていますか?

最近、薬局でご相談が多いのは、
1,朝起きたときに、手が強ばったり、足腰が痛む
2,何となく疲れがとれず、起床時に頭がぼんやりしていて、なかなか元気のエンジンがかからない
3,朝、食欲がなく朝食が進まない
などの症状です。

日中と夜間との気温差が大きくなるこの季節に特有の症状です。
真冬は、昼間も寒いので用心して毛穴も閉じていますが、この季節は昼間は汗ばむ陽気なので、毛穴が開いています。
そのままの状態で夜を迎えると、汗をかいたまま体が冷えてしまったり、寝冷えをしたりして、寒邪が体に入り込みます。
すると、冷えのために、痛みが生じたり、胃腸が冷えて清陽が昇らず、元気が出ない・・・などの症状が出やすくなります。

そろそろ、夜は冷やす食べ物を摂らないようにしてゆきましょう。
特に、ビール、サイダー、アイスクリーム、フルーツ、お刺身などは、日の出ている間にしておきましょう。
漢方やサプリメントも、微調整が必要です。
例えば、補腎剤で、夏場に六味丸を飲んでいた方には、そろそろ夜には八味丸を服用するようお勧めしていますし、プラセンタも豚プラセンタから子羊のプラセンタへ変えていかなくてはならない方が増えてきています。
特に、夜は冷えやすくなりますので、補陽の方剤を服用する方が、トラブルが少なくなるわけです。

自分の体質と症状に合わせた、食事や漢方を服用することはとても大切ですが、季節によっても微調整してゆく必要があります。
夏を越した体はとても疲れていますから、早めに適切な養生をしてゆきましょうね♪

2013年9月4日水曜日

秋雨前線時期の養生

秋雨前線時期の養生

ここのところ日本列島の上空に寒気が南下して、地上では南からの湿った暖気が入り込み、日本各地で大荒れのお天気模様になっています。
実は人の体もこれに同じで、気候が不安定であればあるほど、自律神経も大きく揺さぶられ、体調にも影響します。
例えば、体の表面は冷えているのに、中に内熱がこもってみたり、逆に体表は火照っているけれど、胃腸は冷えている。
つまり、暑いのに寒気がする、急にのぼせが起こり、汗が噴き出してきたかと思えば、汗で体が冷えて急激に寒くなり、吐き気、下痢、腰痛などを起こす・・・など様々な不具合を感じやすくなります。

上半身がのぼせて、下半身が冷えている場合、お天気と同じようにその境目に前線ができて、不安定な状況になります。
お腹がパンパンに張る、腹中雷鳴(ゴロゴロとお腹が鳴る)、胃内停水(水分が胃に貯留して吐き気がしたり、食欲がなくなる)
黒い雲が立ちこめて、雷が鳴るのと同じですね。

お天気の場合は、前線が通り過ぎるのを待つしかありませんが、体の場合は、不足を補って体の許容量を高めて、自律神経を安定させることと、気の巡りをよくすることが、早くこの症状を取り去るポイントになります。
散歩や屈伸運動で、足を使うこと、足をよく温めてあげることもよいです。
湿気を体に呼び込まないように、瓜類、とうもろこし、鳩麦、小豆、乾物等、利水去湿の食べ物を取り入れてください。

自律神経を安定化させるには、脳を養う大豆食品や新ノーゲンを服用するのが良いですね。
また、クヨクヨと同じことを考え続けて、脳のエネルギーを消耗しないようにすることも大切です♪