2017年1月10日火曜日

ご馳走続き後の金実不鳴

ご馳走続き後の金実不鳴

お正月明け、まだまだ新年会等でご馳走をいただく機会が多いかと思います。
皆さんが好むご馳走は、甘い物、揚げ物、動物性タンパク等、胃腸に負担をかけ、痰湿(解毒しきれていない老廃物)を生む食材が多いです。

胃腸の働きが落ちて、未消化の解毒しきれないものが血液中に多いと、免疫力が低下します。
これらのものの処理にエネルギーを要してウイルスや細菌を処理する力が不足するためです。
また、これらの未消化のものをエサに、ウイルス、細菌は増殖しやすく、気道の粘膜等に慢性の炎症を起こします。
この炎症を冷ますために、寄ってくるのが痰です。
濃い黄色の痰は、慢性炎症と闘った免疫細胞の死骸でもあります。

痰などが塞いで声が出なくなるのを金実不鳴といいます。
金は中医学の臓器で肺臓のことで、肺が痰などで詰まって実し、声が出なくなる・・・・という用語です。

こうなったら、食べ過ぎを避け、七草がゆの系統、大根おろしや大根粥、蓮根粥、青汁、すりおろしりんごなどで、少食にし、痰を取り除きましょう。

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