2015年5月8日金曜日

口内の清潔が、誤嚥性肺炎を予防

口内の清潔が、誤嚥性肺炎を予防

高齢者の死因で大きな割合を占めるのが、誤嚥性肺炎です。
歳と共に、嚥下能力が弱り、飲食物が息道に入り、むせる回数が増えてきます。
嚥下能力は、脳と密接な関わりがあり、脳の機能が低下すると、物を飲み込みにくくなります。
以前、脳の栄養剤(脳細胞の賦活、脳の血流促進、神経伝達物質の調整等の働きが期待できる新ノーゲン)を服用したところ、飲み込みそこねて、むせる回数が激減したという声をたくさんいただいています。

けれども、実はむせたり、咳込めるうちはまだ軽傷で、むせることができない、咳払いすることができない状態が、誤嚥性肺炎の本当の原因になります。
誤嚥を防ぐために、身体を起こして飲食することや、嚥下を助けるためのトロミ食が、養生食として取入れられていますが、それでも知らない間に肺炎を起こしてしまうのは、常時出ている唾液の問題です。

唾液には1ミリリットル中に約1億個の細菌がいると言われています。
腸内細菌の問題と同様に、甘い物の摂りすぎ、脂身の多い動物性タンパクの摂りすぎ等は、口腔内の細菌環境を悪化させますし、食後の口腔内の不衛生も、よくありません。
有害な菌が大量に発生した唾液が、気道から流れ込み、むせることができずに肺胞に入り込むと、抗生剤を使用しても、そのうちに繰り返し肺炎を起こすようになります。

こちらでは、食後の口腔内の衛生に、デンタルマスティックによるケアをお勧めしています。
マスティックは、ギリシャのヒオス島に自生するウルシ科の木から採取される樹液で、ピロリ菌、消化管粘膜の炎症、歯周病、虫歯の原因菌に対する除菌効果を有しています。
食後の歯磨きは勿論、空腹時や就寝前に、マスティククリーム(歯磨き状)を指に取り、歯茎をやさしくマッサージするだけです。
マスティックは天然の抗生剤、抗炎症剤とも言われ、治癒力を促進し、副作用の心配もありませんので、誤嚥性肺炎を心配しながら介護生活をしておられるご家族に、とても喜ばれています。

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