2017年4月11日火曜日

気象シンドローム・・・重だる脚

気象シンドローム・・・重だる脚

3月の終わりから、しばしば脚のだるさに悩まされ、夜中に脚を上に上げてゴキブリ体操をしている。
糖尿病や肝臓病でもなく、激しく筋肉疲労したわけでもない。
しいていえば、毎日ほぼ立ち仕事か、腰掛けに座った状態で仕事していて、ここのところ運動量は少なめかも・・・。

調べてみた結果、重だる脚は、気象シンドロームとも呼ばれ、20~40代の8割以上の女性が悩まされており、3月から急上昇し、6月にピークを迎え、9月の末頃から減り始める・・・ということ。

これには、3月を迎えると徐々に平均気圧が下がり始め、逆に気温と湿度は上昇しはじめることが、大きく関係しているとのこと。

★気圧が下がると、外圧が低下するために、脚の筋肉がゆるみ、ポンプ力(筋肉により血流を心臓に戻す力)が低下し、むくみ、老廃物が溜まりやすくなる

★湿度が高くなると、汗が蒸発しにくく、水分が貯留しやすくなる

★気温と湿度が高くなると、自律神経の調整が乱れ易く、代謝も鈍くなり、解毒排泄力が低下する

そして、脚のだるさを感じている方は、そうでない方に比べ、頭痛、肩こり、不眠、イライラ、体のだるさ、胃の不調などの自律神経失調症状も3割程度多いとの報告があり、非常に興味深い。

特に男性よりも圧倒的に女性に多く、月経がある年代の女性に多いことから、私は肝血虚が大きく関係しているのでは???
と思っている。
肝血が不足すれば、肝の疏泄力が低下し、すなわち自律神経の乱れが生じやすい。
血虚があれば、心臓のポンプ力やふくらはぎの筋力も低下するために、脚がむくみやすい。

例えば、炭水化物でお腹を膨らませ、良質なタンパク質が不足していれば、筋力も低下し、運動嫌いになる。
特に麺類は痰湿を溜めやすく、排泄力が低下しやすくなる。

養生は、食事から変えてゆくことが大切。
麺類や丼ものは炭水化物加重になるため、一汁二~三菜の和定食がお勧め。
動物性タンパク質が全タンパク質の三分の一を下回らないように注意したい。
水分代謝が悪い方は、タンポポ茶とコルマータQ10やエネスポの併用がお勧め。
長時間の座りっぱなしや、立ちっぱなしは、どちらも脚に負担がかかるので、こまめに姿勢を変えたり、かかとの上げ下げ運動、散歩、ストレッチ、少し熱めの足湯なども心がけてください。

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