2017年9月13日水曜日

秋の胃腸

秋の胃腸

秋口の体調不良の1つに胃腸疾患があります。
胃、十二指腸潰瘍や胃炎、逆流性食道炎の持病を持たれる方は、9~10月は年間を通じて最も再発しやすい季節です。

これは、夏場に冷たいものを摂りすぎて、胃の温度が10度近く低下することが度々続くことにより、消化管の血流が低下し、運動が妨げられる・・・胃が重たい、消化管の停滞によりガスが発生し、詰まった感じがする。
血流低下により、粘膜の修復機能が衰え、慢性炎症を起こし易い。

また、秋口には、胃酸の分泌が盛んになり、夏場に食べられなかったような、こってりしたもの、脂質、揚げ物、濃い味付けのものなどを多食しがちです。
これがまた、ガストリンというホルモンを増やし、胃酸の分泌を増加させます。
過剰な胃酸分泌は、逆流性食道炎を起こしたり、消化管粘膜に慢性炎症を起こします。

ビールと唐揚げ、餃子などは特に要注意です!!!

この季節の胃腸の元気を保つためには、食べ過ぎを防ぎ、腹七分ほどに留めることが大切です。
胃もたれしているようなときは、玄米粥に梅干、そして大根おろしを添えるなどがお勧めです。
また、納豆、山芋、長芋、おくら、なめこ、めかぶ、もずくなどのネバネバ食品が、粘膜の潤いを補い、炎症を鎮めます。

漢方薬では、鬼菊(清胃草)という薬草が、胃腸の血流を高め、老廃物を解毒し、胃粘膜の炎症を鎮める働きがあります。
胃炎や逆流性食道炎をはじめ、頑固な便秘、慢性肝炎などにも使える処方です。

コレと同時に、粘膜の免疫を高めるために、発酵食品をしっかり摂ってください。
万寿酵素や、腸活生、腸活1,2兆などの乳酸菌製剤も有効です。

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