2018年9月4日火曜日

汗をかけばかうほど出る・・・気虚自汗

汗をかけばくほど出る・・・気虚自汗

この夏、多くの方が汗をかいて消耗されたかと思います。
着替えても着替えても、汗が出る。
お風呂に入って温まったら汗が止らない。
ビールを飲んでまた大汗。
寝汗で夜中に何度も着替える。
気がつけば、首から上にジットリと汗をかき、じっとしていても汗が止らない。
衣服が汗で湿って、エアコンに当たって寒気がする。
体が熱いのに、汗が出て寒気がして、体調がおかしい。

こんな症状があれば、気虚自汗です。
気虚とは元気がない状態で、自汗とはじっとしていてもひとりでに汗をかくことをいいます。
気には、汗や血液などの体液が漏れるのを留める働きがあるのですが、汗をかけばかくほど、体液と一緒に気を消耗し、体力が低下して、気の力が弱り、体液を留める事が出来ずに汗をダラダラかいてしまいます。

このような汗が始まった場合は、早急に気と津液を補う必要があります。
体力も免疫力もかなり低下した状態です。
夏の間、冷や麦や素麺などの麺類が主食だった方は、胃腸が冷えて気の力が低下しがちです。
小麦よりもご飯を召し上がってください。
ご飯に野菜や豆類を入れて炊く花粥がお勧めです。
また、八宝菜、酢豚、もずく酢、マリネなどの甘酢料理で津液を補ってください。

漢方では、汗が止らず寒気がしてしんどい場合、玉屏風散と生脈宝を合わせます。
すでに、体が冷えて陽虚となり、手足が冷えている方は発酵紅参やコルマータQ10で気と陽気を補ってください。
今の備えがしっかりしていないと、冬場にインフルエンザ等に罹りやすくなります。
夏に寝不足だった方はしっかりと睡眠も取ってくださいね♪

0 件のコメント:

コメントを投稿