2010年6月16日水曜日

梅雨の養生法

梅雨の養生法

いよいよ梅雨の季節の到来です。
梅雨と言えば私達の体に打撃を与えるのが湿気です。
外気の湿気が高いと、体の中の湿も外へ排泄されにくく、いらない水分が体の中に溢れてしまいます。
その結果、体が重い、だるい、手足に力が入らない、尿の出が悪くむくむ、軟便や下痢などの症状が起こりやすくなります。
いわば、体のあちこちに水袋をつけた状態です。
重たい水袋は、軽快な気の流れを塞いでしまいますので、気が滅入りやすいやすい、気力がわかない、気が重く沈む・・・などの精神不利の症状も伴います。

湿気が多く気温が高い日は、湿熱の邪が脾胃を侵すため、食中毒や胃腸炎を起こしやすくなります。
冷たいものの一気飲み、水分の摂りすぎ、脂こいものの摂りすぎは、脾胃に負担をかけますので注意が必要です。

また、湿気が高く気温が低い日、北西の風が吹く逆風の日は、風寒湿の邪が開いた?理(毛穴)から侵入しやすいので、なるべく風に当たってはいけません。(クーラーの風にも直接当たらないでください)
風寒湿の邪が侵入すると、顔のむくみ、喘息、手足の関節の痛み、リウマチ、腰痛が一気に悪化します。

普段から胃腸が弱く、色白で体が浮腫みやすい人、動作や行動がおっとりとスローテンポの方は、この時期最も養生せねばなりません。
とにかく、体に湿を溜めないことが養生のポイントになります。
具体的には、食べ過ぎ、飲み過ぎをやめ、腹7分で留めてください。
冷や奴、そうめん、冷や麦などは最も湿を溜める食材ですので、多食を避け、ネギ、茗荷、ごま、紫蘇などの解表してくれる薬味をタップリと入れて召し上がってください。
その他に、甘い洋菓子、餅米、牛肉等も湿を溜めやすいので多食は禁物です。

保健室のお勧め・・・この季節の漢方&漢方食品

タンポポ茶・・・ショーキT1には、余分な湿を解毒するタンポポ、ハトムギが入っています。生姜を加えて飲むとさらによいですヨ♪

しほよもぎ・・・汗により失われがちな必須ミネラルを効果的に補い、解毒力を高めます。疲れ知らずで一日乗り切れます♪

平胃散・・・ついつい食べ過ぎて、お腹が張りやすい方、胃腸の働きが弱く食後胃もたれする方のお勧め♪

参苓白朮散・・・普段から軟便、下痢に悩む方、胃腸が弱く元気が出ない方に♪

積極的に摂ると良い食材・・・とうもろこし、ハトムギ、小豆、緑豆、紫蘇、茗荷、麺類よりもご飯で、雑穀や玄米がさらに良いですヨ♪

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