2013年5月8日水曜日

虚実の見分け方


虚実の見分け方

自分の体調を見るときに、体に必要なものが足りていなくて調子が悪い(虚)のか、不必要なものが余りすぎて調子が悪い(実)のかを見極めるのは、非常に大切なポイントになります。
体の虚実を知り、それに対して虚であれば、それを補う、実であれば、それを瀉す、そして中庸のところへ体をもってゆくと健康が保てる・・・というのが中医学の考え方です。
以下、簡単に不足と余剰の代表的な症状を5つずつあげてみます。

1-A,気が足りないと・・・・*体がだるくやる気が出ない *体にふらつきがあり、何かにつかまりたいような眩暈 *しゃべるのがおっくうで小さい声しか出せない *少し動いてもしんどい *寒がりで手足が冷える

1-B,気余ると・・・*胸が詰まって溜息をつく *お腹が張って食欲がない、ガスが多く、下痢と便秘を繰り返す *イライラ、憂鬱、不安など精神不安定 *片頭痛、おなかや両脇の痛み、乳房痛など *頭がのぼせて、足が冷える

2-A,血が足りないと・・・*顔色が艶なく黄色っぽい、唇、爪の色が白い *目の前が白くなるような立ちくらみ *夢が多く熟睡できない *動くと動悸がする *手足がしびれる

2-B,血が余ると・・・*体のどこかにコリや痛みがあり、夜間など冷えると特に痛む *歯茎、唇や爪の色が青紫、まぶたの下が黒い、シミ、ソバカスが多い *痔、消化管等の出血、鼻血、月経血に塊がある等 *塊や腫瘤がある *静脈瘤、毛細血管が浮き出る

3ーA,陰(体を潤す体液)が不足すると・・・*口や喉が渇く、空咳が出る *手足が火照る、午後から微熱っぽい *皮膚、髪の毛がパサパサ、乾燥して痒い *寝汗をかく *気持ちが焦ってじっとしていられない、夜間に目が冴える

3-B,陰(体を潤す体液)が余ると・・・*雨天に体調が悪く、頭が重い、体が重だるい、むくむ *痰、吹き出物、帯下などが多い *コレステロール、中性脂肪、体脂肪率、血糖のどれかが高い *化膿しやすい *目やに、湿疹などができやすい

いかがでしたか?チェックが多くついたものが、あなたの今の状態になります。
次回はそれぞれの状態に対応して、体を立て直す食材について、ご紹介しますね♪

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