2013年6月19日水曜日

痺証、痿証の方が急増中!

痺証、痿証の方が急増中

痺証とは、風、寒、湿、熱などの邪気が人体を侵襲し、経絡を閉阻し、気血の運行が阻滞されるために、肌肉、筋骨、関節等に痛みが生じるもので、麻木や屈伸不利を伴い易い証。

痿証とは、肢体の筋脈が弛緩、軟弱無力となり、このため久しく随意運動を行えず、肌肉が萎縮する病証で、歩行困難や、まっすぐに立っていられないなどの症状を伴うが、痛みはないもの。

どちらも梅雨場の湿気の多い時期に症状が悪化しやすい。
湿気が多いために、体の内湿が抜けにくく、体内に溜まった湿が、気血の運行を塞いだり、体を冷やしたりする。
また、湿をさばく脾の力が弱っていると、その影響は肌肉に現れ、体がだるい、重い、手足に力が入らない・・・・等の症状が現れる。

痺証、痿証を重症化させないためには、脾の健康を保つことが大切!
脾は肌肉(筋肉)を主るので、一日中、座り仕事などの、運動不足は脾を弱め、水分の代謝能力を低下させます。
また、甘い物の摂りすぎ、動物性食品や、油脂の摂りすぎも、脾に負担をかけ、肌肉に影響が出るので注意が必要です。

痺証、痿証の方には、主食は小麦(粉食)よりも米(粒食)がお勧めです。
お弁当箱の半分にご飯をつめ、残り半分の3分の1に豆をはじめとするタンパク質、3分の2を野菜、海藻、きのこなどのおかずにして、よく噛んで召し上がってください。

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