2013年6月5日水曜日

梅雨場の食養生

梅雨場の食養生

日本は海に囲まれた島国なので、湿気が溜まりやすい環境です。
その上に、刺身、サラダ、南国のフルーツ、素麺や冷や麦などを食する習慣は、体に不要な水分(内湿)を溜めやすくします。
胃腸が冷えると、脾の働きが低下して水分をさばく力が弱くなるためです。

この季節の養生としては
1,しつこいもの、味の濃いもの、甘い物、油の多い物は、脾を疲弊させ湿をますます溜めるので、摂りすぎない
2,辛味で発汗を促進させる
3,冷たい物や生ものを食べ過ぎず、平性の食べ物に温性の食べ物を少々合わせて、胃腸を冷やさない工夫をする
4,食中毒に気をつける

それでは、梅雨場にお勧めの食材をご紹介しますね♪

1,辛温解表類・・・体を温め発汗を促すもの
(生姜、ネギ、紫蘇、茗荷、三つ葉)

2,芳香化湿類・・・香りの性質で湿を飛ばすもの
(さくらんぼ、うど、紫蘇、バジル、パセリ)

3,利尿去湿・・・利尿作用により、湿の排泄を促進するもの
(ハトムギ、冬瓜、とうもろこしのヒゲ、小豆、黒豆、大豆、そら豆、こい、ふな、はも、しらうお、茯苓、車前子)

4,乾温燥湿・・・体を温め、湿気を吸って乾燥させるもの
(高野豆腐、切り干し大根、湯葉、乾燥わかめ、はるさめ)

*冷やし中華や冷や麦等を、食べられる時は、薬味や上記の食材をたっぷりと載せてお召し上がりください。

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