2015年6月11日木曜日

健康食品とのつきあい方

健康食品とのつきあい方

こちらの薬局店頭で、通販の健康食品や、別のところで購入した漢方食品、サプリメントなどについて、尋ねられることがしばしばありますが、正直言って、他社製品のものは何の情報も持っていないため、正確にお答えすることが困難です。
医薬品には、薬物の含有量や組成、用法用量、効能、薬理作用等が添付文書に記載されていますが、健康食品は、あくまでも食品扱いなので、このような内容を記載することはできません。
つまり、スーパーに並んでいる野菜や果物と同じ扱いとイメージしていただければよいでしょう。

けれども漢方食品や、サプリメントにおいては、過剰に摂ったり、体質が合わない方がとれば、間違いなく副作用が出る点が、普通の食品とは違うところです。
従って、私が薬局で皆様にお勧めする漢方食品やサプリメントに関しては、きちんと皆様の体質等を弁証した上で、お体に適したものをお勧めしています。
また、薬局で取り扱う商品に関しては、メーカーさんから十分な情報を得ているので、服用の目安なども的確にアドバイスすることができます。

漢方食品などに関しては、平性に作られているものはよいですが、物によっては、体を補うもの、瀉すもの、温めるもの、冷やすもの等があり、体の様子を見ながらお勧めするものを変えていかなければならない可能性があります。
通販等とは違い、その都度弁証を行いながら、副作用なく適した物を選ぶことができるのが、街の薬局の利点です。

他社のものについては、先ほども言ったように、情報がなくお答えが困難なので、少なくとも服用して、何らか体調が悪ければ止めるべきですし、調子が良ければ3ヶ月ほど続けて、その段階で再度考えられてはいかがでしょうか?
とお答えしています。

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