2015年7月14日火曜日

介護生活を前向きに♪

介護生活を前向きに♪

超高齢化社会に突入し、薬局店頭でも介護の悩みを頻繁にご相談を受けています。
介護は子育てと違って、次第に弱ってゆく姿を目の当たりにせねばならず、お世話する方も、される方も大変に辛い!というのが本音かと思います。
けれども、いつまで続くかわからない先が見えない辛さが延々と続けば、お互いに免疫力が低下して共倒れすることは目に見えています。
野生動物の世界では、子育てはしても、介護するという習慣はみられません。
即ち、介護は高度な知能をもつヒトだけに与えられた、成長のための天からの贈り物なのかもしれませんね。
お互いにより良い介護生活を送り、人生の終盤を価値ある物として過ごすためには、お互いが創意工夫することが必要です。

私は小さい頃から、父母がそのまた父母のお世話をする環境で育っており、祖母を7年、実父を13年間介護していたので、このような状況を比較的当たり前のように受け入れることができていました。
ところが、核家族でマイペースでやってきた方や、介護を経験したことがない方にとっては、方法もわからないし、相手の気持ちもなかなか理解できないために、多くの衝突が生じる事と思います。
各ご家庭により、環境も条件も違いますので、その都度最も良い方法を編み出し、一つ一つ乗り越えてゆけると、逆に大きな自信につながったり、より良い家族関係が築けたりします。
私の場合も、恐怖の存在だった父でしたが、介護の末に素晴らしい親子関係を築いて見送ることができ、これは私たち親子にとって大きな心の宝物になりました。
今また、主人の母の介護が続いていますが、このおかげで家族が結束し、大変だけど充実した毎日が送れています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日は私たち家族が、介護生活する中で見いだした、お世話するヒトの心の養生と、お世話を受けるヒトの心の養生をご紹介したいと思います。
ご本人はとても辛い!けれども家族も同じように辛い!だからお互いを思いあって、辛さなんて吹き飛ばし、楽しい毎日を送りたいですね!!!

★お世話するヒトの心の養生6訓★
1,ありがとう、ありがとう、いつも育ててくれたよね?

2,腹がたったらひと呼吸!自分もいつかはたどる道

3,辛い言葉は、病気や不自由がそうさせる、決して本音じゃないんだよ!

4,1人でしょいこまず、関わるヒトの智慧を借りよう

5,時間を決めて濃いお世話!ダラダラ止めて自分の時間もちゃんと確保

6,笑顔を見るのは、徳積み作業

★お世話を受けるヒトの心の養生6訓★
1,ありがとう、ありがとう、当たり前じゃないんだね?

2,あなたのご都合大丈夫?人への気遣い円満の秘括

3,家族は召使いじゃなかったね?指図を止めてお願いしま~す

4,お任せしたら、口出し我慢

5,今の私に出来ること、毎日一つ見つけよう

6,今すぐに!焦る気持ちは事故の元、待てます、待てます、のんびり行こう

最後に、お互いに百万回ありがとうの気持ちで行きましょうね!!!


0 件のコメント:

コメントを投稿