2012年1月11日水曜日

大寒までの養生法

養生漢方、養生鍼

鍼治療に通い出して、4年目に入ります。
ちょうど45歳を過ぎた頃から、更年期に入ったようで、眩暈やフワフワがあってお世話になったのがきっかけです。

東洋医学は、漢方+鍼灸+薬膳+養生で成り立っており、これらを併せて治療することで驚くほどの効果を得ることができます。
私は毎日漢方薬を続けていますが、体調によって服用するものが違います。
余分なものが体に詰まっていれば、それを解毒したり流したりするもの、体が疲れていれば補う物を服用します。

さらに、その詰まっているもの、足りないものとは何なのか?
そして肝、心、脾、肺、腎のどこの臓に起こっているのかを考えて、服用するものを決めています。
要するに、足りな過ぎず、余りすぎず各臓のバランスがよければ、健康を保つことができます。
そして、体調に合わせて食べるもの、運動の仕方、お手当て法なども行っています。
こちらにお越しになる常連さんの多くが、すでにこれらの方法を身につけられています。

鍼も全く同じで、私は2週間に一度づつ、経絡のバランスを整えていただくために鍼治療に通っています。
特別症状は何もなくても、先生に診ていただくと、背中がボコボコであったり、経絡の流れが滞っていたりするので、症状となって現れる前にそのバランスを整えていただくのです。
先生は、一鍼ごとに脈をみて五臓のバランスを確認され、最後にうまく整ったところで納めの鍼をお腹に打っていただきます。

こうして本格的に悪くなる前に漢方や鍼で整えることを養生漢方、養生鍼といいます。
多くの方は、症状がとれると止めてしまわれるのは、非常に残念なことですね。
養生に関しては金額的な負担も少ないので、是非健康維持のために養生を続けていただきたいです。

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