2012年3月21日水曜日

清明までの養生法 春の体のだるさ


ここのところ、花粉や黄砂がかなりとんでいますね。
涙目、鼻水ぐしゅぐしゅ、ノドが痒い・・・などの症状は典型的なアレルギーの症状ですが、体が何となくだるい、熱っぽい、眠くてたまらない、手足が重だるいなどの症状も、これに関連した症状です。

春先は、花粉や黄砂など色々なものが飛びはじめるのが一つの要因です。
最近の花粉や黄砂には、空気中の化学物質も付着しており、これらが体の中に侵入してくると、体にとっては異物であるため、免疫反応が起きます。
免疫反応が起きている間は、効率よく作業を進めるために、宿主さんの活動は抑えておく必要があるために、体はだるくなったり、眠くなったりするわけです。

もう一つは、温かくなると山の雪が溶けてくるように、体に溜まった老廃物も溶けて動き始めます。
このとき、毛穴が開いていて、汗をかける状態であると、排便と排尿も盛んになり、溶け出した汚れが順調よく排泄されるのですが、毛穴が閉じていて毒素の出口が塞がってしまうと、溶け出した老廃物の行き場がなくなり、体がだるい、痛い、重い・・・などの症状を起こしやすくなります。

したがって、この季節は体をある程度動かして軽く汗をかくこと・・・ストレッチや半身浴でもOK
そして、胃腸に負担をかけない食事(油物、甘いもの、動物性のタンパクの摂りすぎを避ける)が大切です。
胃腸の負担が少なくなれば、その分エネルギーを解毒に回すことができますし、運動や半身浴で解毒の穴を拡げておけば、効率よく老廃物が排泄されます。
そして何より、睡眠時間をたっぷりとって、体を休めることです。
これらの養生がなされていれば、本格的なアレルギーに進展する心配はまずありません。

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