2012年4月5日木曜日

穀雨までの養生法


もう4月だというのに、今朝の気温は2度・・・・なんと寒いのでしょう。
桜もこごえて未だに固くつぼんでいる様子です。
例年ですと、春物のパステルカラーの洋服を着て、ウキウキとしている頃なのに、私はまだ真冬のような格好をしています。

ここのところ多いのが、急に血圧が上がったり、眩暈や動悸が激しくなって不安になる症状。
そして同時に下半身は空虚で、足腰に力が入らずいわゆる”腰抜け”症状が目立ちます。

この状態がひどくなりと、人事不省となり、いわゆる中風で倒れて命を亡くすこともあります。
現に、この1~3月は、例年になく葬儀屋さんが忙しいとのことです。

通常であれば、春は穏やかで温かく、人の肝気もすくすくと伸びて活動的になり、汗をかいて適度に発散してゆくのですが、今年のように、温度が20度近くに上がったと思いきや、急激に2度近くまで冷える・・・これは体にとって大変な負担がかかります。
つまり、陽気が発散しかかっているのに、冷えてそれが抑えられ、上半身に熱がこもり、下半身は異常に冷える・・・・これはお天気と全く同じで、温かい空気と冷たい空気がぶつかり合うと、前線ができて低気圧が発生し、雷がなったり嵐が起きますよね?
体の中で、このような状態が起きていると思っていただければよいです。
前線ができているのは、上半身と下半身の分かれ目のお腹の部分ですので、そこがパンパンに張ってゴロゴロと雷が鳴り、正しい気の巡りを塞いでいるわけです。

この体の嵐を起こさないために、次の養生をお勧めします。

1,あれもこれもやろうと考えず、楽しんでできる範囲で満足する
2,遅くとも11時には就寝し、遅くとも7時には起きる、そして決まった時間に食事をする
2,天に向かって大きく背伸び、地に向かってシコを踏む、下半身を動かさずに、上半身のみ左右に捻る
3,腰浴、半身浴で、足心と肝腎を温める
4,耳の温灸で、上下、左右、表裏(自律神経のバランス)を整える
5,切り干し大根とネギの入った温かいお蕎麦を食べ、食後に柑橘類を食べる
7,朝はタンポポ茶で解毒を促進、昼は発酵紅参で気血を巡らせ、夜はWリンクルで肝腎を補う

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