2012年6月13日水曜日

夏至からの養生法・・・湿どき漢方


梅雨時の除湿漢方

これから1ヶ月ほど、ムシムシ、ジトジトの毎日が続きます。
体の中に湿毒が多い方は、排泄がうまくいかず、様々な不定愁訴を伴う時期です。
湿は溜まる場所により、違った症状が現れ、部位によって除湿漢方も変わってきます。

今日は、梅雨時の体を快適にする”湿どき漢方”をご紹介しましょう♪

ーーーーーーーーーーーー★★★湿どき漢方★★★ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1,タンポポ茶(ショーキT1)・・・・除湿の王様
全身の細かい毛細血管の大掃除、肝腎要の臓器の毛細血管の血流改善
どんな状態の方にもお勧めできる、除湿茶です。
梅雨時の湿疹や、アレルギーには欠かせません。

2,升降丹・・・脾胃の湿毒をさばく
胃腸が弱り、消化管の水分がうまく代謝されないと、食欲不振、吐き気、胃の痞えなどが起こります。
又、胃腸を境に、上半身は熱症状(のぼせ、ほてり、口渇、動悸、耳鳴り、めまい、息切れ、熱感)
下半身は冷えの症状(手足が重だるい、むくむ、腰痛、尿がすっきりしない、軟便、下痢)
等の症状が現れます。
升降丹は、胃腸の働きを良くして湿毒を除き、上のぼせ、下冷え症状の改善とともに、気力の充実をはかります。

3,瓜桜実・・・胸脇部の湿毒をさばく
胸脇部に湿毒が停滞すると、胸や喉の痞え、息苦しさ、動悸、息切れ、不眠、不安、痰がゼロゼロ絡む、喘息発作、胸の痛み、月経前の胸の張りと痛み、背中の上部の痛みが起こります。
瓜桜実は、胸脇部の湿毒を除去し、上半身に現れた不快症状を改善します。

4,龍衣・・・肌肉~骨の湿毒をさばく
筋肉~骨の間に湿毒が停滞すると、神経痛、関節痛、リウマチ、五十肩、腰痛などの痛みの症状が現れます。
龍衣は、肌肉~骨の間を温め、酸素を送って痛み物質を流し去る働きをします。
むち打ち、梅雨時に古傷が痛むなど、梅雨場の痛みに欠かせません。

5,人参木・・・体表と消化管の湿毒をさばく
冷たい物の摂りすぎ、素麺や冷や麦、冷や奴、アイスクリームなどで胃腸が冷えると、吐き気、嘔吐、食欲不振、軟便、下痢等が起こります。
人参木は、いわゆる冷え腹症状と、夏の胃腸風邪の救世主!
小さなお子様や、食べ盛りの方が暮らす家庭では必需品です。

6,馬鞭草・・・少陽(体の中間部、体側面)の湿毒をさばく
ちょっと難しい概念ですが、いわゆる急な温度変化、気圧変化、湿度変化に自律神経がうまく対応できず、発熱したり、血圧が変動したり、風邪のような症状が出て、体調が狂うのを、うまく調整してくれるアイテムです。
寒気、熱感、夏風邪、急なめまい、のぼせ、高血圧にも対応できます。

★梅雨時に体調を崩すと、大変に長引きますので、持病や体調に合わせて、自宅に常備してください♪

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