2012年6月20日水曜日

小暑までの養生法  気象と体調


まだ6月だというのに、季節はずれの台風が連続して日本列島を襲っています。
18日の台風4号通過の朝、”今日はこんなお天気やから、たぶんヒマやろうで、フエの練習でもしよめ~か?”とロバ先生と話しをしていたら・・・・。
ところがどっこい、目が回るくらい忙しい日の幕開けとなりました。

というのも、台風接近につれ、体調不良を訴える方が続出したためです。
訴えられる症状は、主に自律神経症状で、
1,今朝方から、強い眩暈とふらつきに襲われた
2,のぼせて、吐き気がして気持ちが悪い
3,息切れ、胸苦しい、動悸が激しく不安、胸が詰まった感じ
4,耳鳴りがして頭がジーンとするので、血圧を測ったら200近くあった
5,心臓が突き上げられるような鼓動を感じ、じっとしていられない
6,手足、関節が重だるく、どうにも身の置き所がない
7,喘息の発作が出て息苦しい
等々・・・。

直接薬局にやって来られる方、そしてメ~ル相談、電話もひっきりなしで、対応、対処法、漢方の発送等に追われ、昼食をとれたのは午後5時近くになってしまった。
そして、夕方からは、関東、甲信越地方のお客様からの問い合わせ。

そもそも、今日の朝から夕方までの気圧変化には驚くべきものが・・・。
ロバ地方気象台によると、午前10時に1016ミリヘクトパスカルを指していた気圧計が、午後6時には、984ミリヘクトパスカル・・・台風通過に伴い、わずか8時間の間で、32ヘクトパスカルの急激な気圧の低下が観測された。

皆様の体に不具合は生じませんでしたか?
そもそも、これらの症状を訴えられる方には特徴がありまして、
1,ガン治療、強い薬物治療、長い持病などで、体力を消耗している方
2,更年期に入り、肝血、腎陰が不足し、ホルモンバランスが乱れている方
3,ストレス、過労、寝不足、運動不足等の不養生がたたり、自律神経のバランスが崩れている方
要するにですね、体に不足がある方、不養生により邪が排泄されていない方に不具合が起こっているわけです。

私達の体で作られたエネルギーの7割は基礎代謝に使われ、その大半は、暑さ寒さ、気圧や湿度の変化等の環境の変化への適応に当てられています。
つまり、気象の変化に体がついていけないのは、基礎代謝が低下して、エネルギー産生(中医学的には気血精)が十分でないためです。
病気や、更年期、そして不養生がこれに当てはまるわけです。

普段から、養生されている薬局の常連さんは、体調不良を感じることなく、バッチリ元気でしたよ!!
長くなってしまいましたが、今回の台風通過により体調に何らかの不具合を感じた方は、以下の養生を心がけてください。

ーーーーーーー★★★気候に左右されない体を作る養生★★★ーーーーーーーーーーー


1,気血を補う食事を常日頃からきちんと摂る 
2,コルマータQ10で、ミトコンドリアでのエネルギー産生を高める
2,更年期が近い方は子羊袋、Wリンクル、棗参宝等で肝腎を補いホルモンを整えておく
3,早寝早起き、腹八分、タンポポ茶の服用等で、いつも解毒が効いた体にしておく
4,ビワ灸器による耳の温灸で、補腎力を高め、左右の自律神経のバランスをとる
5,半身浴で汗をかける体にしておく
6,温冷浴、乾布摩擦等で自律神経の反応をよくしておく
7,じんわり汗をかく運動を心がける

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