2012年8月8日水曜日

処暑までの養生 この時期に増えるこむら返り (足の痙攣)


この時期に増えるこむら返り

ここのところ、よく相談される症状が”こむら返り”・・・腓腹筋痙攣です。
特に、夜間~明け方に頻繁に足がつって困る・・・というお話をききます。

こむら返りにはいろいろな原因がありますが、この時期に多いのは、多量の発汗と、発汗に伴いミネラルを含まない水分(甘いジュースや水、お茶など)だけを補給し、電解質のバランスが失調したことによるものが、圧倒的に多いです。
腕などにかいた汗をペロッと舐めてみて、塩辛い場合は、水分だけでなく塩分の補給も忘れてはなりません。
タンポポ茶や、お番茶に梅干しを入れて召し上がってくださいね。

また、とくにカルシウムやマグネシウムが神経の興奮や筋肉の痙攣と関係しており、不足により痙攣やイライラが起こりやすくなります。
カルシウムが多い食材として、小魚、大豆、ごま、ひじき、京菜
マグネシウムが多い食材は、ナッツ、海藻、玄米、ごま、大豆、かぼちゃ、しらす、なまこ
などがあげられます。
甘いお菓子や、ファーストフード、インスタント食品、ジャンクフードなどは、ミネラルを含まないばかりか、代謝の段階で、ビタミンB1や各種ミネラルを消耗し、痙攣の原因を作りますので、海洋ミネラル・・・しほよもぎ(海水を吸い上げた薬草)で、効率よく主要ミネラルを補給されることをお勧めします。

長時間の立ち仕事、激しい運動、いきなりの運動による筋肉疲労もこむら返りの原因となります。
これは、持続的な筋緊張に伴う酸素と栄養の不足と、老廃物の蓄積による血行不良が起こるためです。
足を使いすぎた後は、タンポポ茶に少量のリンゴ酢などを加えて召し上がってください。

そして、ふくらはぎをよく温め、承山(ふくらはぎ中央のツボ)を中心にマッサージをすると、速やかに老廃物が解毒されてゆきます。

また、東洋医学的には血虚(血液の不足)が痙攣を招きます。
パソコンなどで目を使いすぎている方、デスクワークで頭や目を使いすぎたり、気をもむことも血液を消耗します。
特に女性は月経がありますので、十分すぎるほど血を補うことが大切!
色の黒い食べ物や、カラフルな野菜、イカ、タコなどをメニューに取り入れてくださいね。

夜間やプールに入っているときに足がつりやすいのは、骨盤のゆるみげ原因していることもあります。骨盤がゆるむと、持続的に足の筋肉が引き延ばされるため、反射がおきて部分的に筋肉が収縮します。
骨盤の緩みは簡単にチェックできます。
自然に体を横たえたときに、両足が逆ハの字(外向き)になっていると、骨盤は開いています。
足をハの字(内向き)にして、腹筋に力を入れ、15センチくらいの高さに上げると、骨盤が締まってくるので、やってみてください。
又、ふくらはぎの下に、バスタオルをロール状に巻いたものを置いて寝ると予防できますよ♪

0 件のコメント:

コメントを投稿