2013年2月13日水曜日

春の養生 風邪(ふうじゃ)について


春の養生(1) 風邪(ふうじゃ)について

巷では、インフルエンザが中流行している他、花粉の飛散、化学物質(エアロゾル)も大気の流れで到来しているようです。
春の主気は風で、風気に乱れが生じると風邪(ふうじゃ)が生じます。

それでは風邪(ふうじゃ)の特徴をあげてみましょう!

1,風邪は陽邪で、軽揚開泄し、身体の上半身と肝を傷めやすい
性質として陽の邪気で、軽く上に上がりやすく、発散する性質をもち、花粉症の症状である、くしゃみ、鼻水、咳、目の痒みや、扁桃炎、耳鳴り、頭痛、肩こり、のぼせ、鬱など、春の病は上半身に現れやすい。
また、肝を傷めやすい季節で、肝炎、鬱病、精神的な病も春に出現しやすい。

2,風は百病之長と言われ、あらゆる病気よ結びつきやすく、油断は禁物。
多くの慢性病の始まりが風邪であることが多い

3,善行数変の性質で、症状が一定せず、移動したり変化し、急速で進行が早い
インフルエンザ等も症状の変化が激しく、その変化に応じて処方や養生も対応する必要がある

4,風性主動の性質があり、めまい、震え、痺れ、麻痺、痙攣などの動揺の病を引き起こしやすい。
更年期のめまい、フワフワ、自律神経の失調、脳卒中、てんかん等に気をつけたい季節である

また、風邪には外風(外からの邪気の侵入)と内風(体の中から湧き起こる風)とがあります。
外風を防ぐためには、屏風を立てること・・・すなわち免疫力、防御力を高めること
そして、内風を防ぐためには、体に余分な湿や熱をためないこと・・・すなわち解毒力を高めること
が大切です。

1,間食をやめてご飯をしっかりよく噛んで食べましょう
2,食べ過ぎ、飲み過ぎをやめましょう
3,タンポポ茶を飲んで、乾布摩擦や、お腹、そして手足、リンパ節のマッサージをしましょう
4,たっぷりと睡眠をとりましょう
5,ストレスを発散し、ノビノビと気を巡らしましょう

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