2011年3月18日金曜日

災害時の備え

今回の地震で、自然の驚異を思い知らされました。
1000年に1度の規模の地震と言われますが、ここのところの異常気象やあちこちでの大規模地震、大型台風、集中豪雨、雪害などを見ると、地球活動の変換期を迎えているような気がしてなりません。
大きな山脈がかつては海の底だったように、地球規模で考えれば、想像を絶するような災害もあり得ることを突きつけられた感じがします。

こんなに大きな災害がきたら、もう絶望だ・・・・と思ってしまいがちですが、今生きている生命はあらゆる苦難を乗り越え、進化し生き続けているわけで、生物である以上辛くても乗り越えて行かねばならない試練なのだと感じさせられます。

災害で困っておられる方々の映像を見る度に、何も出来ないでいる自分が情けなく思ってしまうのですが、一人一人が自分の出来る立場で頑張ってゆくことがやはり何より大切なことですね。
私は中医学の智慧をもとに、災害時の養生法を皆さんにお伝えしてゆきたいです。

さて、備えあれば憂いなしと言われますが、果たしてそうでしょうか?
災害はいつどこで起きるかわからないです。
家族がバラバラの状況、乗り物に乗っているとき、自宅で待機するとき、避難所へ逃げなければならないとき・・・・あらゆる時を想定して物を用意したところで、不安をぬぐい去ることはできません。
すでにあちこちの地区で買い占めが起きて、物が不足していると聞きます。
むしろ完璧を求めるほど、神経症になり体調と世の中のバランスを壊してしまうものです。
災害時の備えで一番大切なのは、心の備えではないでしょうか?
冷静な判断、あきらめない心、深呼吸や瞑想トレーニングにより、生きるためのテンションを失わない訓練、
そういったことこそ必要なのでは?と思います。

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