2011年3月2日水曜日

啓蟄からの養生法

先日、野道を散歩していると”ふきのとう”がいくつか顔を出していました。
今年は少し遅い気がしますが、黄緑色の何とも春らしい”ふきのとう”を見ると、気分もワクワクと弾んできます。
私は、”ふきのとう”摘みは大好きで、宝物をみつけるような気分になります。
寒い大地、雪解けの合間から芽を出す野草は、生命力の塊ですね。
年に一度、この時期に”ふきのとう”を食べることをとても楽しみにしています。

”ふきのとう”はほろ苦みがあり、五臓でいうと心に入り、イライラ、モヤモヤ、神経病み、肺の熱などを冷ましてくれます。
強アルカリの食べ物で、血液の浄化力は大きく、ほんの少量この時期にとっておくと、冬から春に向かう体のバランスを整えてくれます。
心配事があっていつも気持ちがザワザワしている方や、アレルギー、花粉症のある方、舌先だけがとても赤い方、春先に自律神経の乱れが起こる方に特にお勧めです。

野草はアクが強いので、あく抜きをしてから”ふき味噌”を作られたり、天ぷらにして熱を加える食べ方もよいですね。
解毒排泄力が高まり、細胞が蘇りますが、強い食べ物なので、あくまでも食べ過ぎにはご注意くださいね。

0 件のコメント:

コメントを投稿