2011年6月21日火曜日

小暑までの養生法

梅雨時の薬膳そば
この季節は、湿気が多く体が重い、元気が出ないなどの症状で気が滅入りがちです。
これは重たい湿気のせいで、肺気の流れが塞がれ、体に余分な湿が溢れているためです。

湿気を飛ばすには、辛味を取り入れて肺気に喝を入れることがポイント♪
中国の四川省はとても湿度の高い地域で、マーボー豆腐などに代表される四川料理は辛味が強いことが特徴です。
今日は、辛味と湿摂りの乾物を使った、梅雨にピッタリの薬膳そばをご紹介します。
【ピリ辛田舎そば】
●材料(2人前)
日本そば(乾)200g、切干し大根50g、高野豆腐1枚、鶏肉(胸またはササミ)50g、葱半本、豆板醤大匙1、醤油大匙2、梅干し1個、ゴマ油大匙1
●作り方
1、日本そばは、茹でて水洗いし、ザルに移しておく。
2、高野豆腐は水で湿らせ、鶏肉、葱と共に細切りにしておく。梅干しは種を除きつぶしておく。
3、鍋に500~600ccの水、切干し大根、高野豆腐、鶏肉を入れ、沸騰したらアクをすくい取り、中火で10分程煮る。
4、具を別の器に移し、豆板醤大匙1、醤油大匙1、ゴマ油大匙1と細切り葱、梅干しと和えておく。
5、鍋の煮汁に醤油大匙1と、茹でておいたそばを加え、温まったら器に移し、4の具を載せて出来上がり!
よく混ぜてお召し上がり下さい。
豆板醤の辛味で肺気を奮い立たせ、葱で発汗解表し体表の湿を追いだします。
消化管の湿は切干し大根が吸い取り、食物繊維で腸を掃除。
消耗した気と陰は鶏肉と高野豆腐で補い、開いた汗腺は梅干しの酸味で引き締めます。
一散一収、一瀉一補の薬膳そばです。

0 件のコメント:

コメントを投稿