2011年6月1日水曜日

芒種からの養生法

湿邪の季節

いよいよ本格的な梅雨の到来です。
オホーツク海高気圧から吹き出す冷たく湿った気流と、小笠原高気圧からの温かく湿った気流が上空でぶつかり合い、この時期は大気の状態がとても不安定です。

急激な気温の変化は肺を傷め、湿気の多い気候は脾胃に負担をかけます。
今週は、風邪をひいてしまった方、アレルギー症状が悪化している方、湿疹などの皮膚病、骨や筋肉の痛み、リウマチの悪化、下痢や嘔吐、腹部膨満感等で訪れる方が急増しました。
今こそ、肺脾腎を補強し、余分な湿毒を除く”タンポポ茶+通竅”の組み合わせは大切です。

脾胃はやわらかく温かい物、脂肪の少ないものを好みます。
胃腸が弱っているときは、小豆やハトムギをやわらかく煮てかぼちゃを加えたお粥を召し上がるとよいです。
かぼちゃの甘味が美味しいので、塩味だけで整えてください。
体を温めるうどんやにゅうめんをやわらかく炊いて、かぼちゃや人参を加えて食べてもよいですね。
生姜やネギを薬味として散らし、体を温めて湿を飛ばしましょう。

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