2011年10月5日水曜日

寒露からの養生法

少陽調整の季節

ここのところ一気に冷え込んできました。
今年はほのぼのとした春と爽やかな秋が大変に短いですね。
季節の移り変わりが極端だということは、それだけ体にも負担がかかっているということです。

春と秋は少陽(体の体側部、半表半裏)に症状が出やすい季節です。
つまり、前でもなく、後でもなくヨコの部分、体表でもなく、臓器でもなくその間の組織(三焦)
戸で言えば、ちょうつがいのところですね。
天気図で言えば、高気圧と低気圧の境目の前線の部分。
つまり最も負担がかかり、不安定な部分を意味し、自律神経の失調やホルモンの変動も起こりやすい季節と理解していただいたらよいのです。

具体的な症状としては、何となく体がだるい、熱っぽい、食欲がない、鬱気味、吐き気、眩暈、耳鳴り、片頭痛、三叉神経痛、坐骨神経痛、肩こり、筋肉痛、むくみ、血圧が不安定、動悸、息切れ、疲れやすい、月経不順・・・等

この時期、余分な邪(気滞や痰湿、オケツなど)がある方と、体質虚弱(気虚、血虚、陽虚、陰虚)の方は最も少陽の影響を受けやすいので、特に食事には注意してください。
食欲が出る時期ですが、欲求に任せて食べたい放題食べるのではなく、体に必要なものを確実に補う!
そして余分なモノは体に取り込まない!
を意識して食事をなさってくださいね。

★漢方で言えば、加味逍遥散、小柴胡湯、柴胡桂枝湯などの柴胡剤がとてもよく効く季節。
これに似た漢方食品は、馬鞭草+龍衣です・・・・ご遠方の方でも発送可能です
どうかご家庭に常備くださいね。

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