2013年12月24日火曜日

集中と緊張の違いについて

集中と緊張の違いについて

いざここ一番!というときに皆さんは自分の力を発揮できるでしょうか?
集中と緊張とは、似ているような感覚を受けますが、似て非なるものです。

緊張は不安を伴い、体を固くさせ、血の流れを止めて、長く続けば生命力を損ないます。

中医学では、不安や恐れなどの感情は腎を傷つけるといいます。
腎は生命力の源である臓なので、緊張すると髄海(脳)も空虚になり、思考が散漫となり、本来の力を発揮することができません。

緊張の反対は、リラックスですが、リラックスした状態とは、集中できている状態で非常にワクワクした気持ちを伴っています。
皆さんも、時を忘れて何かに夢中になっている状態のときは、不安を感じたりしていませんし、とても楽しい記憶があることと思います。
つまり、集中することは、腎(生命力)を養うと言えます。

難病に立ち向かうときもそうです。
方針を決めて、養生と手当てに集中していれば、リラックスし、エネルギーが沸いて不安を感じなくなります。
病気と戦う患者さんのために、よく千羽鶴を折りますが、集中して千羽鶴を折る行動もまた、不安を和らげ、治るための念を通じさせるものでもあります。

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