2013年12月3日火曜日

冷え性

冷え性

冷え性で悩んでいるのは特に女性と高齢に多く、実にまじめに養生しておられる方が多いです。
冷たい物を摂らないことや、体を冷やす性質のある食べ物など、よくご存じで、注意しておられる他、足浴や温灸などのお手当てにも余念がないですね。
それでもなかなか冷え性が改善しないのはどうしてでしょう?

冷え性とは、体を温める陽気の不足ですが、これを司っているのは、気の働きです。
新鮮な空気と、毎日の食事から、脾の働きによって気が作られますが、脾の力が弱まると、気が作られないばかりか、代謝力や解毒力も弱まり、体に余分な水分や、汚れが溜まりやすくなります。
こういったものが、体を冷やし、また血流を悪くして、冷えの悪循環に入ってゆきます。


脾の力が弱い方は、物事を考えすぎたり、悩み易い傾向にあり、体(筋肉運動)をあまり使わず、じっと考えにふけっていることが多いです。
肌肉は脾は司ると言われるように、逆に運動して体を動かすことで、気を作る必要性が生じ、脾の力が高まると言われています。
つまり、手足を動かす筋トレやストレッチなどの運動を取り入れることで、体は温まってきます。
上半身がのぼせて、下半身が冷える方は、特に上下の気の巡りが悪くなっていますので、足のふくらはぎの筋肉を、かかとを上げてこまめに動かしてください。

★お勧め漢方★

手足や足腰が冷たく、眠れないなどの悩みがある方は、就寝時に発酵紅参を温かくしてお飲みください。
リラックスしてとてもよく眠れますよ。
お好みで、生姜汁や、黒砂糖を入れて飲んでもOKです。

お腹が冷えたり、生理痛などの痛みがある方には、大熊柳や火神丹などのクマヤナギ製剤がお勧めです。
お腹を温めて、解毒代謝も改善してゆきます。

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