2014年5月13日火曜日

暑熱順化の勧め

暑熱順化の勧め

暑熱順化とは、文字通り身体が暑さに慣れることです。
外気温が高くなると、当然、私たちの身体の体温も上昇するために、汗をかいて放熱し、脳をはじめとする大切な臓器や器官を熱から守る働きが、私たちの身体には備わっています。

ところが、極端な冷え性の方や、運動する習慣がない方、クーラーが効いた屋内で過ごしている方などは、身体がいわゆる”冬仕様”で、汗腺が閉じてしまっており、水分の多い汗がかけない身体になっています。
水分が多いサラサラの汗がかけないと、身体の熱が冷まされなくなり、熱による痙攣等を起こしやすくなる他、ナトリウムが多いネバネバした脂汗をかき、電解質のバランスが崩れやすくなり、水分補給しても、だるさや疲れは容易に回復しなくなります。

通常、梅雨の間に汗腺が少しづつ機能しはじめ、夏本番になってときに、汗がかける身体として対応できるはずなのですが、ここ数年、冬のような寒さから、いきなり真夏になるような、激しい温度変化に見舞われる気象状況になっていますので、身体がついていかず、暑熱順化が間に合わないために、熱中症で運ばれる方が急増しています。

★涼しいオフィスで座り仕事+運動の習慣がない+入浴はシャワーですませる+夜更かし寝不足+ミネラルが少ない食生活
は、最も熱中症に罹りやすいパターンなので、早急に見直しが必要です。

今の内に暑熱順化を効率よく完了させるためのポイントをあげてみます。
1,ストレッチやウォーキングなどで、じわっと汗がかける程度の運動を習慣づける

2,入浴はシャワーですまさず、半身浴に温冷浴をとりいれます・・・温まったら、冷ためのシャワーで冷やすを交互に3回程度繰り返す

3,座り仕事の方は、足首を上げたり下げたりする運動を時折入れます

4,早寝早起きを心がける

5,根菜、葉物、海産物など、ミネラルとビタミンが不足しない食生活+糖質の摂りすぎに注意

★保健室のお勧め・・・昨年の夏がしんどかった方は早めにご相談くださいね♪
1,解毒促進のタンポポ茶
2,身体の熱を冷ます升降丹や紅羅布麻
3,津液(体液)を補う亀霊寿や燕の巣

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