2014年5月21日水曜日

下痢が止らない時の養生食

下痢が止らない時の養生食

玄米菜食等の食養生をしておられる最中に、食後しばらくすると、お腹が下るようになり、もう数ヶ月そのような状態が続いている・・・最近では食べたら覿面で、三度の食事の後は必ず下り、体重がどんどん減ってゆきしんどい。
というご相談を受けました。

下痢にはいろいろなタイプのものがありますが、この方の場合は、食あたり等で起きているものと異なり、脾虚で、気が不足しているために、消化吸収のために飲食物を留める固摂力が低下して、下痢をしておられるものです。
従って、下痢が続けば続くほど消耗して、ますます下痢が止らなくなり、どんどん痩せて体力が低下する悪循環にはまってしまうので、早急に下痢を止める必要があります。

漢方では、補気力と収斂固摂力を高める、参苓白朮散を用い、腸活生などパイエル板まで届くナノ型乳酸菌をお勧めします。
そして養生食ですが、玄米であれば、それをよくついた、玄米餅がお勧めです。
鰹節で出汁をとり、小松菜、人参、山芋などを加えたスープに玄米餅を粥状になるまで煮て、それをゆっくりと味わって食べてください。

又は、10倍粥です。
白米カップ半分に、カップ5の水を入れて、コトコト20分ほど炊きます。
その頃に、長芋や、人参、小松菜などを加え、塩味で調味します。

玄米菜食をやりたい方も、下痢が止るまでは、このような養生食をお召し上がりください。

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