2014年7月10日木曜日

夏の養生

夏の養生

夏は五臓のうち、心の働きが最も活発になります。
暑さにより汗をかきますが、汗は心の液ともいわれ、毎日、大量の汗をかくと、心気を消耗し、動悸、息切れ、胸苦しさ、不眠、不安、落ち着かない・・・などの症状が現れ易くなります。

これを防止するためには、怒らず、イライラせず、頑張りすぎず、心を穏やかにして心気を養うことが大切です。
夏は日の出とともに起床して、涼しい時間に、体を動かしたり、大切なことをすませるのがよく、最も暑い日中は、20~30分程度のお昼寝をして、体を休めるのがよいとされます。

冷房や風に、直接長時間当たる、冷たいものや生ものを摂りすぎる・・・は、陰陽のバランス(自律神経のバランス)が崩れるので、気をつけましょう。

夏のお勧め食材は
1,清熱解暑、生津止渇作用のあるもの・・・そば、レタス、トマト、なす、きゅうり、もやし、スイカ、ウリ、納豆、豆腐、緑茶等

2,心熱を冷ますもの・・・ニガウリ、きゅうり、レタス、緑茶等

3,養心安神作用のあるもの・・・百合根、なつめ、らっきょう、豆乳、そうめん等
です。

特に、喘息やCOPD,肺気腫、風邪を引きやすい、リウマチ、冷え性、胃腸虚弱等、冷えと痰湿の停滞が絡んだ冬の持病をお持ちの方は、夏の養生が決め手になります。(冬病夏治)

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