2016年1月6日水曜日

薬膳葛根湯

手軽にできる台所漢方・・・葛根湯の効能スープ(薬膳葛根湯)

年末年始は何かと飲んだり食べたりする機会が増えて、胃腸がとても疲れていますね。

特に糖分を沢山とっていると、肩や首の筋肉が硬くなり、寒さの邪気に対する守りも弱くなっています。
皆さん、ご馳走を食べ過ぎた後や、首肩の凝りが激しいときは、風邪やインフルエンザを拾いやすいのでご注意ください。

外感風寒証(首筋の寒気、項背部こわばり、鼻水等)に日本で最も使われるのが、葛根湯です。
葛根湯にタンポポ茶(ショーキT1)があれば、ウイルスの解毒に鬼に金棒ですが、葛根湯の持ち合わせがないとき・・・
自宅台所で、手軽に作れる薬膳葛根湯をご紹介します。

材料(2人分くらい)
白ネギ1本と生姜小1・・・葛根と麻黄にあたる辛温解表薬味、体を温め発汗解表促進、消化を助ける、鎮痛作用
白菜の根本の方2枚・・・滋陰清熱、熱や咳によい、腸の熱を解毒し、腸内免疫アップ

切り干し大根ひとにぎり・・・温裏解毒、お腹を温め、食物繊維が多く腸内毒素の解毒を高める
干しぶどう又はプルーン・・・発汗による消耗を防ぐ (白菜、切り干し大根、干しぶどう又はプルーンで、桂枝、大棗、甘草、勺薬を代用)
水1000CC

作り方
1,鍋に水を入れ、切り干し大根と干しぶどう又はプルーンを水が半量になるくらいまで煎じる
2,白菜を千切り、生姜をぶつ切りにして、切り干しが煮立ったあたりで加える
3,最後に、白ネギの斜め切りを加えて出来上がり

基本そのままスープ(お薬湯)をいただきますが、味噌や?油少々で味をつけてもOKです。
また、このスープを出汁に、様々な料理に利用してもかまいません。

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