2016年1月26日火曜日

三つの楽のお話

先日、亡き叔母の三回忌の法要で、ごえんさん(住職)から御説法をいただきました。
とても感慨深い内容で、生き抜くための養生につながると思いましたので、ご紹介いたします。

お釈迦様は、外楽、内楽、法楽という三つの楽を説いて、私たちに生きる術を教えてくださっているそうです。
外楽とは、見る物、さわる物全てが新鮮でワクワクする、子供の頃のような外からの楽しい世界
内楽とは、自分の中で向上する楽しみ・・・例えば努力により、楽器が弾けるようになったり、成果が出る喜び
ところが、老いを迎えると、全てのことに新鮮みがなくなり、外からの楽しみも減り、内なる向上もなかなかままならなくなります。
体力も低下し、若い頃にできたことが、だんだんとできなくなる。
さらには、長生きすると昨日できたことが、今日できなくなる悲しみを体験せねばなりません。
当たり前にできたことが、できなくなる・・・けれどもこの当たり前と思っていたことこそが、奇跡の連続であり、いかに有り難いことであったかに気づくことで、日々真なる楽しさが得られるというものです。

年を重ねても、子供の頃のようなワクワクした気持ち、向上する気持ち、そして辛いときにも、今の自分にできることを前向きに捉えて楽しめる自分であれたら・・・と思います。
私の年老いた時の目標は、ほんわかとした可愛いおばあちゃんになることです!

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